視聴率低迷を続ける月9ドラマの「海月姫」(フジテレビ系)にて3月5日、お笑いコンビのにゃんこスターが本人役でドラマ初出演を果たした。にゃんこスターに与えられた役は、主演の芳根京子が連れられてきた秘密のサロン「キューブ」に集うクリエーターの一組。全員がモノトーンの服装で決めるなか、「リズム縄跳び」の振りつけを踊るアンゴラ村長に対してスーパー3助が「感情どうなってるの?」などとダメ出しをする姿が映し出された。
ここでスーパー3助は山高帽を被り、スキニーな白シャツを裾出しで着こなす姿はいかにもクリエーター風。それに比べるとアンゴラ村長は就活中の学生に見えてしまうが、本人は「奥深い難しい役どころでしたが圧巻の演技みせられました」とツイートしており、初のドラマを楽しんでいたようだ。そんな2人の出演についてテレビ誌のライターが指摘する。
「初出演とは言っても2人が映るシーンはわずか3カットに過ぎず、尺にして10秒にも満たなかったのが実情。本ドラマのオープニング(OP)テーマを担当しているので、いわゆるカメオ出演ということでしょうか。それでも彼らの知名度を考えれば、まともなセリフの一つもなかったのは意外でしたね。にゃんこスター見たさにチャンネルを合わせた視聴者は肩透かしを食らったのではないか」
テーマ曲も担当しているのに、この雑な扱いには驚く視聴者も少なくないはず。しかし当のフジテレビにとっては、2人に出番を与えただけでも十分な好待遇だというのだ。
「そもそもにゃんこスターが世に出たのはTBSで放送された『キングオブコント』がきっかけですからね。そこまで気を遣う必要はないはず。ただ、彼らが参加している“カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター”が3月7日にOPテーマ『Goサインは1コイン』のCDを発売することから、少しでも注目してもらえるようにゴリ押し出演となった可能性はありますね」(前出・テレビ誌ライター)
もし第9話以降に2人が出演しないのであれば、CD発売に向けた動きだったことは明らかと言えそうだ。
(白根麻子)