最近よく耳にする「ソフレ」。フジテレビ『オトナ女子』でも、シングルマザー・みどりの高校生の息子・碧が、年上女性と「ソフレ」関係にあるというくだりが描かれていた。
ソフレとは、「添い寝フレンド」の略。つまり、カラダの関係はないけれど、一緒に寝るという関係性を表す言葉だ。
ところで、本当に「ソフレ」の男女関係というのは実在するのだろうか。調べてみると、都内で雑貨店を営む34歳既婚女性のMさんがこんなことを教えてくれた。
「最近、ソフレ関係を望む20代男子は多いですよ」
Mさんは年上の夫とはここ最近冷めていて、何人か年下のボーイフレンドがいるという。そのなかにソフレがいるというのだ。
「肉体関係を持つと完全に不貞だけど、一緒に寝るだけならセーフ、って私も罪悪感が軽減するし、人妻にはうれしい関係なんじゃないかな?」
とはいえ、若い男子が女性と同じ布団に入って何もないとは、にわかには信じがたい。本当に「ただ寝るだけなのか」をしつこく問いただすと、
「う~ん、キスしたり手を握ったりはあるかな‥‥。でも、本当に『しなくてもいい』っていう20代半ばくらいの男子が2人いるんです。ホテルに誘っておいて。性欲が弱いのかなと思いますけど、ちょうどいいのであまり深く聞いてはいません」
なぜソフレ関係だけでOKなのか、20代男子たちにも調査をしてみると「ソフレは無理」という男子が多かったものの、こんな意見が聞けた。
「人恋しいときや疲れたときならアリですね。恋愛感情はないけれど、かわいいっていう女の子と眠れたら幸せかも」(26歳)
「関係を持っちゃうと恋人認定されると思うので。恋愛はめんどくさいからイヤだけど、あまりに女の子と疎遠なのもイヤ。だからソフレでもいいかなと思うことはあります」(25歳)
この2人は、そもそも「そこまでシタイと思わない」という。“性欲低い男子”は、確実に増えているようだ。
また、実際「自分は片思い中の女の子のソフレだと思う」と明かす大学生男子もいた。
「決まって彼女が弱っているときに呼び出されるんです。で、愚痴を聞いたり泣いているのを慰めたりした後、一緒に寝ることがあります。でも手を出していいのかわからないので寝るだけになっちゃいます」(20歳)
ムラムラはするけれど、相手の気持ちがわからず、手を出して嫌われるのが怖いから、ひたすら耐えるのだという。さっさと自分の思いを伝えればいいのにと思うが、それはできないそうだ。
これらを踏まえると、ソフレ男子には2パターンが存在する。性欲が薄く恋愛に興味が持てない男子と、性欲や恋愛感情があっても、傷つくのが怖いがゆえにソフレ以上に進めない男子。
皆さんは、こんな草食系男子たちとのソフレ関係、「アリ」でしょうか?