先日、渋谷区が2018年度より新しい子育て支援を始めると発表しました。それはフィンランドの子育て支援制度「ネウボラ」を参考にしたものだそう。3年前から研究していたというこのネウボラ。いったいどんな制度なのでしょうか?
フィンランド大使館の情報によると、ネウボラは「アドバイスの場」という意味があり、就学前まで、いわゆるプロによる子育て相談が継続的に受けられるというもの。フィンランドでは、まず妊娠の予兆があった時点で、ネウボラへ健診に行くのだそう。その健診は無料で、全国で850もの施設があり、定期的に保健師や助産師から子育てのアドバイスがもらえるそうです。そして同じ担当者、通称「ネウボラおばさん」についてもらえるのだそうです。
渋谷区では、胎児期から18歳になるまでの子育てを支援するそう。実はすでに世田谷区、品川区もネウボラを実施しており、世田谷区では妊娠期面接を受けると、「せたがや子育て利用券」の額面1万円分がもらえるなどの特典もあるそうですよ。
フィンランドのように、日本でもネウボラおばさんが定着する日はくるでしょうか。とにもかくにも、子育てが安心かつ楽しくなりそうですね。