どうしても寝付けない──そんな悩みを抱えていませんか? まだまだ熱帯夜が続きそうなこの夏、こんなときには「市販の睡眠導入剤などを飲んだほうがよいのかも…」と思う人は多いかもしれません。
皮膚科医の吉木伸子さんの著書「美容皮膚科医が教える あこがれ『美人』のつくりかた」(日本文芸社刊)には、睡眠導入剤には慎重になるべきと書かれています。それは医師が処方してくれた場合も同様のようです。なぜなら、「依存性があるから」なんだそう。では、寝苦しくてどうしても眠れないときには、どうすればよいのでしょうか。
吉木さんは著書の中で、「眠りたいときに眠りたいだけ眠れなくても病気ではない。日に当たり、体を動かすという人間の動物としての基本を守れば、眠れないことはないはずだ」と述べています。そしてまた、「薬に手を出す前に、生活を見直す」ことも勧めています。
医学博士の鴨下一郎さんの著書「[図解]『朝に弱い』が治る本」(PHP研究所刊)でも、睡眠導入剤は悪循環を生むと書かれています。しかも、睡眠導入剤で眠った翌日は、必ず不眠になるとも。これには驚きですよね。
吉木さんや鴨下さんの著書をみると、できるだけ睡眠導入剤の使用は避ける方向でいくのがいいかもしれませんね。