吉岡里帆主演ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)の視聴率が初回から順に7.6%、5.5%、5.8%と伸び悩んでいる。その理由として、“題材が重い”“期待していたより吉岡の艶シーンが少ない”“共演の田中圭や遠藤憲一のよさを殺している”など、さまざまな理由が議論されているが、いちばん大きな問題は吉岡が演じるキャラクターにあるのではないかという。
「昨年7月期放送の『ごめん、愛してる』、今年1月期の『きみが心に棲みついた』(ともにTBS系)、そして今回の『ケンカツ』と、吉岡が演じるキャラがすべて“健気”を前面に出した役なんです。『ごめん~』は長瀬智也が主演で吉岡がヒロインだったため、吉岡演じる凛華の健気さは控えめに描かれていましたが、残る2つは吉岡が主演で困難に立ち向かってばかりいるため、視聴者も“健気な吉岡”でお腹いっぱいになっているのでは。かつてベッキーは、有吉弘行から“元気の押し売り”というあだ名を付けられ世間を大きくうなずかせましたが、このところの吉岡は“健気の押し売り”と言えるかもしれません。昨年1月期放送の『カルテット』(TBS系)で演じた“人生チョロかった~”のセリフが印象的だった、笑顔は絶やさないけれど目が笑っていない有朱のような、ビッチ系もしくは嫌われキャラのほうが吉岡は女優として光るような気がします」(テレビ誌ライター)
吉岡自身が健気な性格だからこそ、演技でもそれを強調されると鼻についてしまうのではないだろうか。