綾瀬はるか「ぎぼむす」に感じる“逃げ恥”との2つの共通点

 綾瀬はるか主演の連ドラ「義母と娘のブルース」(TBS系)の第5話が8月7日に放送され、平均視聴率13.1%を記録。回を追うごとに視聴率を上げ、今期No.1ドラマの呼び声も高い。

「とりわけ主演の綾瀬はるかは、新境地を拓いたと高い評価を得ています。2013年の大河ドラマ『八重の桜』で主役を演じ国民的女優となった綾瀬ですが、昨年は『精霊の守り人』(NHK)でファンタジーに挑戦し、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)では大胆なアクションが話題を呼びました。今回の堅苦しい元キャリアウーマン役は、始まった当初こそ『まるでロボットのよう』『不自然すぎる』といった批判がありましたが、ここにきて違和感も完全に払拭されましたね」(テレビ誌記者)

 視聴者からも「一見、精緻なアンドロイドみたいな演技の中で、張り切ったり落ち込んだり、怒ったり喜んだりの情感を表現する綾瀬はるかは見事の一言」「ロボにしか見えない綾瀬はるかに、いちいち泣かされるのが斬新」「ロボっぽい役の綾瀬はるかは、ほんと好き…!」と賛辞の嵐だ。

 さらに第4話で、綾瀬演じる亜希子と竹野内豊演じる夫の良一が「偽装結婚」ではないかと疑われたところから、2016年に大ヒットした「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)とを重ね合わせる人も増えているという。

「『逃げ恥』では、新垣結衣演じるみくりと星野源演じる平匡が“契約結婚”、つまり偽装結婚がきっかけで2人の恋愛がスタートしましたからね。しかも綾瀬のロボットぽい演技が平匡の挙動不審な演技とかぶると感じているドラマファンも多いようです」(前出・テレビ誌記者)

 第6話からは、竹野内豊演じる夫・良一が亡くなり、今までサブキャラだった佐藤健演じる麦田章が相手役として大きくクローズアップされる。「逃げ恥」のようにしり上がりで視聴率を上げ、最終回で20%超えを達成することができるのか。

(窪田史朗)

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