発毛剤「スカルプD メディカルミノキ5」のCMに起用された元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾が“アイドルとは思えない”として大きな反響を集めている。
生え際が後退し、毛髪量に悩む“ミノキ兄弟”役を演じた2人は、「すごい発毛剤が出たんだ」「生えるのか?」「ミノキなら生える」などといった応酬を繰り広げ、メディカルミノキの効果をPR。大胆にオデコ部分を晒した奇抜なメイクは、細川たかしのモノマネをするレーザーラモンRGレベルの大胆さで、お茶の間からも「最初見たときはビックリしたけど、直後に爆笑した」「2人の表情と会話のトーンがツボで見入ってしまいます」「何回見てもクスッと笑ってしまう」「この2人に中居くんも加わってほしい」などの好意的な反応が集まっており、“なんでもこなせる”器用な一面をまたしても見せつけた格好だ。
かねて草なぎにはアイドルにとっては致命傷ともなり得る“薄毛”のイメージが付きまとっていたが、その点を逆に利用して活動できてしまうのが元SMAPメンバーの強みだろう。
「かつてのSMAPはジャニーズとしては異例のコントを『スマスマ』などで披露。コミカルなカツラを被った“笑いも取れる”アイドルの先駆け的存在でした。また、草なぎや中居正広は“毛量の懸念”を言われながら、2011年には同じくスカルプDのCMに出演している。そうしたアイドルらしからぬ弱点ですら巧みにビジネスにつなげられるのが、元SMAPメンバーのポテンシャルの高さでしょう」(テレビ誌ライター)
そうなると、弱さやスキを見せる気配が無く、変わらぬ“イイ男像”を追求し続ける木村拓哉とは、そもそも目指すベクトルが違っていたのかもしれない。
(木村慎吾)