いったい「イクメン」とは何なのか?10月18日に開催された「イクメン オブ ザイヤー2018」の表彰式を巡って、世の子育て世代から疑問と不満が噴出しているという。
今回は6月に第一子が誕生した古坂大魔王が芸人部門で、そして7月に第一子が生まれたりゅうちぇるが芸能部門で表彰。俳優の杉浦太陽は妻の辻希美が第4子を妊娠中で、子育て中の人たちによるアンケートで選ばれる「一般選出部門」で表彰された。その顔ぶれについて子育て中の女性誌ライターが首を傾げる。
「すでに3人の子供を育てている杉浦はまだしも、古坂とりゅうちぇるはただ、妻が子供を産んだというだけの話。それで《イクメン》として表彰されるなら、私たちの夫を全員表彰してほしいと、ママ友たちは憤っています。しかもりゅうちぇるに至っては子供にキラキラネームを付けたり、腕に妻と子供の名前を彫ったことばかりが話題になり、イクメンどころか父親として何をやっているのかわからないレベル。それなのにイクメンとしてもてはやされるなんて、いったい誰が得をするのか、親として理解に苦しみますね」
世間の子育て世代からは何かと評判の悪い今回の表彰。だが一人だけ、親たちも納得する受賞者がいたようだ。
「キャラクター部門に『Mr.インクレディブル』が選ばれたのは嬉しかったです。超能力を持つ一家を舞台にした同映画では今年、続編の『インクレディブル・ファミリー』が公開。主人公のロバートは妻が任務で不在のなか、赤ん坊のジャックをはじめ3人の子供たちを悪戦苦闘しながら育て、守るという内容です。映画館には子連れ客が多く、親も子供も拍手喝采でしたし、親御さんたちはロバートが子供にかける愛情に涙していたものです」(前出・女性誌ライター)
りゅうちぇるもアニメキャラだったら、もっと親たちからの支持を集められたのかも?
(白根麻子)