10月期のドラマで、「相棒17」(テレビ朝日系)と視聴率トップの座を争う女優・米倉涼子主演の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)。10月25日に放送された第3回の平均視聴率も15.9%を記録、過去3回とも15%を超える高い視聴率を保ち、支持層の厚さを示してみせた。こうした多くのファン獲得に一役買っているのが、米倉の食べる“駅弁”ではないかという声が上がっている。
「このドラマは小鳥遊翔子(米倉)が、本当に困っている依頼人のために権力を弄ぶ悪を倒すという内容が大きな魅力ですが、実はそれだけではありません。鉄道ファンの間では、駅弁に目のない翔子のキャラで話題沸騰。ツイッターには『駅弁きた!』『リーガルV 駅弁ドラマかな』『わたしも駅弁で釣られるクチです』といったコメントが数多く寄せられています」(スポーツ紙記者)
実は番組の公式サイトでも、ドラマの鉄道監修を担当する「ホリプロ」のマネージャー南田裕介氏の「南田裕介の駅弁ちゃんねる」という動画コーナーがあり、毎回番組の中で翔子(米倉)が食べた駅弁について、南田氏がウンチクを傾けています。ちなみに第3話では、“日本随一の人気駅弁”と評されたこともある信越本線・横川駅の人気の駅弁「峠の釜めし」が登場している。
「大ヒットシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(同系)でも、米倉演じる主人公・大門未知子が、鉄板焼き、焼肉、お寿司、たこ焼きなどを嬉しそうに食べる姿が話題になり、ロケ地巡りをするファンもかなりいたようです。そこで今回は、ターゲットを“駅弁”に絞って鉄道好きを狙い撃ちしたのではないでしょうか。米倉が駅弁を食べるシーンが、視聴率獲得に貢献していることは間違いないでしょう」(エンタメ誌ライター)
しかも登場した駅の駅弁店には「リーガルV」のチラシが置かれ、その目撃情報もSNSに度々登場。中には、「年明けの駅弁祭が例年より混みそうなのは辛い」といったコメントも見られる。ドラマのヒットとともに、年末年始に向けて駅弁人気がさらに過熱しそうだ。
(窪田史朗)