日本を代表する二枚目俳優・草刈正雄。甘いマスクと成熟した男のフェロモンで、熟年層の女性たちをメロメロにしてきた彼だが、近年若者たちの間でもじわじわとブレイクしつつある。
「草刈は11月10日に放送された『サワコの朝』(TBS系)に出演。17歳のときに上京してほどなくモデルデビュー。俳優に転身してテレビや映画で活躍するも、1982年の映画『汚れた英雄』以降、徐々に主役から脇役になっていく中、『俺にはこの仕事しかない』とひたすら耐え忍んできたと告白していました。確かに20代の草刈は、ブロマイドの年間売上が一位を記録するほどの人気でしたが、30代以降は二枚目だけでは通用せず、仕事が激減したのは事実です」(スポーツ紙記者)
そんな中、一昨年に出演したNHKの大河ドラマ『真田丸』で、堺雅人演じる主人公・幸村の父・真田昌幸を演じたことが再ブレイクのきっかけになったという。
「一昨年『真田丸』で当たり役に出会い、去年の5月には芸歴47年にして初の写真集『草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK』を発売。当時のアマゾンのタレント本ギフトランキングでは、乃木坂46の白石麻衣の写真集を抑えて最高一位となる快挙も成し遂げました。さらに今年の6月に放送されたドラマ『68歳の新入社員』(フジテレビ系)でも女優の高畑充希と共演するなど、勢いが止まりません」(前出・スポーツ紙記者)
そんな草刈は、現在公開中の映画「体操しようよ」にも主演。この物語は定年退職を迎えた男がひょんなことから地元の公園でラジオ体操デビュー、“地域デビュー”などに苦戦する姿をコミカルに描いている。この映画の中で草刈の“ジャージ姿”が、また評判を呼んでいるという。
「ネットでは『ジャージ上下にニット帽姿で、老いたシルべスター・スタローン感があって良かった』『草刈正雄さんはジャージみたいなの着て上からちゃんちゃんこ着てもカッコいいな』といった称賛コメントが数多く上がっています」(エンタメ誌ライター)
草刈正雄、66歳。「サワコの朝」では「二枚目させろよ!できるぞ!」と訴え笑いを誘っていたが、その希望が叶う日も意外と近い!?
(窪田史朗)