俳優・田中圭主演で4月期に放送され大人気となったドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の映画化が12月7日に明らかになり、ファンからは早くも「映画化来たーーー!!! 信じてた。ありがとう」などといった歓喜のコメントが殺到している。
「このドラマは、田中演じるモテない独身ダメ男・春田創一が、ルームシェアすることになった家事の得意なドSなイケメン・牧凌太(林遣都)と、乙女心を持つ仕事のできる上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)の男性二人から告白されモテ期に突入するラブストーリー。『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』では、最優秀作品賞はじめ6冠を制し、12月3日に発表された『2018ユーキャン新語・流行語大賞』ではトップテンに選ばれるなど、社会現象を巻き起こしました」(テレビ誌記者)
放送は土曜日の深夜枠。平均視聴率4.0%と深夜枠の割には高いものの、これだけ人気を得て映画化に至るとは誰も思っていなかったに違いない。その秘密はSNSにあるという。
「ヒット作とインスタグラムの関係は、昨今大きな注目を集めているところ。2016年に大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では公式インスタグラムで新垣結衣演じる主人公みくりが作る“みくり飯”のレシピを投稿。『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)ではファッション誌の編集者を目指す主人公・悦子(石原さとみ)の“ファッションチェックコーナー”が話題となりドラマを盛り上げました」(前出・テレビ誌記者)
しかし「おっさんずラブ」の大ヒットの秘密は、それだけではない。
「このドラマでは、公式インスタグラムの他に、公式裏アカ(アカウント)『武蔵の部屋』を開設。黒澤(吉田鋼太郎)目線で好きになった春田を盗撮する“はるたん隠し撮り”などのある意味ストーカー的な投稿が人気を呼び、ドラマもブレイク。気がつくと、第6話・第7話放送中にツイッターの“世界トレンド一位”を記録するなど、不動の人気を得ることができました」(エンタメ誌ライター)
7日未明には、半年ぶりに投稿された裏アカ「武蔵の部屋」に、春田が転勤した上海の夜景写真と共に「もう恋なんてしないなんて…言わないんだお」といった意味深なつぶやきが添えられ、「昨日のインスタ更新から寝てません!」といった書き込みが躍っている。
来年1月2日には、ドラマが一挙再放送。3月のクランクインから夏の公開まで、一体どんな仕掛けが待っているのか、“裏アカ”からも目が離せない!?
(窪田史朗)