人気俳優・菅田将暉主演のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)が1月6日に放送され、初回から10.2%と高視聴率をマーク。NHKの朝ドラ「半分、青い。」の終了からわずか3カ月、今回のドラマでヒロイン・茅野さくら役を演じる永野芽郁の振り切った演技にも早くも注目が集まっている。
「今回のドラマは、2年前に私立魁皇高等学校に赴任してきた3年A組の担任教師・柊一颯(菅田将暉)が、10日後に卒業を控えるA組の生徒を人質にとり『最後の授業』を行う学園ミステリー。オンエア前は、菅田の狂気に満ちた教師役に話題が集まりましたが、初回放送を観た視聴者からは、さくら役を演じる永野に対して『見事な飛び蹴りを、見せてくれた!』『プロレス好きだから?あの膝蹴りできるの』『永野芽郁の飛び蹴りはビビる』などといった称賛とも驚きとも取れるコメントがツイッター上に躍りました」(テレビ誌ライター)
さくら演じる永野は、自死してしまった親友でもある有望な競泳選手・景山澪奈(上白石萌歌)に対して「あんな奴、死んで当然だったんだよ!」と言い放つ男子生徒に対して、「ふざけんな、ふざけんじゃねぇ!」と言って突進。実在するプロレスラー中邑真輔の必殺技「ボマイェ」を鮮やかに決め、大きな喝采が寄せられた。しかしこれには秘密がある。
「永野は1月8日、自身のツイッターに制服姿で『イヤァオ!!』とプロレスラー中邑の決め台詞をアップ。また、初回オンエア直前に放送された番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際は、3年前からお笑いタレント・なかやまきんに君のファンであることも告白。きんに君がスタジオに登場するや嬉し涙を流し、ハグする場面も見られました。“筋肉フェチ=プロレス好き”であることは、ほぼ間違いありませんね」(スポーツ紙記者)
しかし、こうした話題作りが功を奏していると見る向きもある。
「朝ドラ『ごちそうさん』のヒロインを演じた女優・杏は、朝ドラ終了直後に連ドラ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に出演。同様に『あさが来た』の波瑠も『世界一難しい恋』(日本テレビ系)に出演。両連ドラとも高視聴率をマークして国民的な女優に成長しました。今や朝ドラ後に出演した民放連ドラの視聴率が、その後の女優人生の明暗を分けるとも言われています。そういった意味で、永野も国民的な女優に向けて好スタートを切ったというべきですね」(女性誌記者)
ドラマの今後の展開と共に、永野の繰り出すプロレス技にも注目が集まるところだ。
(窪田史朗)