ドラマ「下町ロケット」シリーズ(TBS系)で、帝国重工宇宙航空開発部の部長・財前道生役を熱演した歌手の吉川晃司が、約1年ぶりに音楽活動を再開。デビュー35周年となるツアー「KIKKAWA KOJI 35th Anniversary Live」を2月1、2日の二日間、東京・日本武道館で開催し、そこで行った“粋な計らい”が熱い注目を浴びている。
「コンサートでなんと、ファンサービスの一環として『下町ロケット』の劇中で使用した『帝国重工』のロゴ入りのトラックを展示。ドラマ自体は、今年1月2日の特別編で最終回となったわけですが、このトラックの目撃情報がその後もネットで相次ぎ、それを受けて吉川のスタッフがTBSサイドと協議して、この公演の間だけ借りることが実現したようです」(スポーツ紙記者)
コンサートにやってきたファンからはツイッターで「財前部長───!機材車が帝国重工なんてかっこよすぎ」「会場の横には帝国重工のトラック なんて粋なんだ」「吉川晃司のツアトラが帝国重工とかすごいな」など興奮コメントが殺到した。
「吉川は、昨年の1月に東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで公演を行い、そこで声帯ポリープの治療のために約1年音楽活動を休止することを発表しました。今回の日本武道館コンサートは、その復帰後初となるライブ。そこにこの『帝国重工』のトラックがサプライズ展示されており、ファンにとってはたまらない演出となったはずです」(前出・スポーツ紙記者)
そんな彼が、1月17日よりAmazon Prime Videoから配信がスタートした歴史ドラマ「MAGI-天正遣欧少年使節-」に出演。そこで吉川は、織田信長役として出演している。
「このドラマは、16世紀に日本からヨーロッパへ派遣された天正遣欧少年使節と呼ばれた4人の少年たちの生き様を描いた物語。今人気の俳優の野村周平、井之脇海なども出演しています」(テレビ誌記者)
実は吉川が織田信長を演じたのは、今回が初めてではない。2009年に放送されたNHK大河ドラマ「天地人」でも織田信長役で出演。そのため、ツイッターでは「安定の織田信長役」といった声の共に、「天地人の時よりも年齢重ねて更に渋い仕上がり」など好意的なコメントが寄せられた。
「音楽活動休止中の一年、『下町ロケット』の他にもドラマ『黒書院の六兵衛』(WOWOW)でも主演を演じ、俳優としてのキャリアを着実に積み重ねてきました。もはやミュージシャンの中で歴史物を演じさせたら、彼の右に出る者はいないのでは」(夕刊紙デスク)
歌手復活、そして当たり役・信長も高い評価を得る吉川晃司に死角なし!?
(窪田史朗)