3月8日で最終回を迎える深夜ドラマ「私のおじさん」(テレビ朝日系)。この作品で連ドラ初主演を飾っているのが、テレビタレントとしても大活躍する岡田結実。最終回を前にしてネットでは、「岡田結実の主演抜擢素晴らしい。演技も下手じゃない」「意外と演技見られるなぁ」「女優の才能感じた」「これから大女優になる可能性を秘めている!!」といったコメントが躍っている。
「女子力ゼロのくたびれた新人ADの前に、ある日突然、陽気で毒舌な妖精のおじさん(遠藤憲一)が現れるテレビ業界のお仕事ドラマ。新人AD・岡田と妖精のおじさん・遠藤の凸凹コンビが繰り広げる時折、泣き笑いを織り混ぜた丁々発止は必見。“働く女性×おっさん”という組み合わせにも注目が集まりました」(エンタメ誌ライター)
実はこのドラマ、去年話題を総ナメにしたドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)を手掛けた貴島彩理プロデューサーの手による作品だけに、話題性にも事欠かなかった。
「貴島プロデューサーは入社1年目にバラエティ番組でADをやっており、その当時の経験も生かしているようです。岡田はいま好感度抜群のバラエティタレント。それだけに、まさにハマリ役と言っていいでしょう」(女性誌記者)
しかし、主演する岡田には“女優願望”が昔から強かったという意見もある。
「岡田は去年、3月単発ドラマ『静おばあちゃんにおまかせ』(テレビ朝日系)の女子大生役でいきなり主役デビュー。さらに夏期の窪田正孝主演のドラマ『ヒモメン』(テレビ朝日系)では、恋多き肉食系の看護師を好演しています。このドラマのインタビューで『ついにやらせていただけるんだ!』『ずっと連続ドラマをやってみたかった』とコメント。女優への野心を口にしています。今をときめく貴島プロデューサーとのタッグをきっかけに、これから女優として益々活躍する可能性がありますね」(制作会社関係者)
そんな岡田の女優進出を、密かに喜んでいる事務所の大先輩がいるという。
「ドラマ『ドクターX』シリーズ、さらに去年ドラマ『リーガルV』とテレビ朝日の屋台骨を支えてきた米倉涼子は、かねてより舞台志向が強く、今年もミュージカル『シカゴ』で3度目のロードウェイのステージに立ち、8月には来日公演の舞台にも立つ予定。このまま岡田が順調にキャリアを積み実力が備われば、米倉も大好きな舞台に専念できるというわけです」(前出・制作会社関係者)
事務所と大御所女優の期待を背負って、岡田の試練はこれからが本番かもしれない。
(窪田史朗)