今年2月、大阪府の高校生グループが「デートDV」について府内の約1000人の中高生に調査を実施。その結果、なんと男子生徒の3割以上が女性から「暴言や暴力を受けて傷ついた」経験があると回答したと言います。同様に答えた女子生徒のほうは12%で、男子のほうが圧倒的に多いという結果に。
では、その暴力の実態とはどんなものなのか。男子生徒の回答は、多い順に次のようになっていました。
1位:暴言
2位:暴力
3位:LINEのチェック
4位:性的強要
5位:お金要求
暴言や暴力はともかくとして、「LINEのチェック」もデートDVにカウントされるということ。女性はついついやってしまいがちなカレの携帯チェックですが、気を付けたいですね。
巷の男性たちにも話を聞いてみると、彼女からの行為がDVだと感じる瞬間として、次のような内容を挙げてくれました。
「稼ぎがあまり多くないということで、『それじゃ結婚できないじゃん』と何度も言われた」(27歳・会社員)
「デートのたびにホテル行きたいと誘われるんだけど、疲れていて翌日の仕事が心配になるときもあるし、お金を出すのはいつも自分なので‥‥」(31歳・会社員)
「1日連絡がとれなかっただけで、誰と会っていたのか問い詰められ、LINEやFacebookメッセンジャーを開いて見せろと強要された」(25歳・大学院生)
「ホテルでのイチャイチャ風景を写真に撮りたがる。友達同士で見せ合うのだろうけど、SNSに掲載されたらと思うと気が気じゃない」(33歳・会社員)
これくらいなら大丈夫だろうと思っていても、男性にとっては不快だったり不安な気持ちになったりする行為は意外と多いんです。
また、好きな彼女のため、とガマンしてしまっている男性も少なくありません。知らず知らずのうちにデートDVの加害者になっていないか、我が身を振り返って考えてみましょうね。