フィギュアスケートはシーズンオフでも、やはりこの人の周りだけは熱気と話題には事欠かないようだ。
現在発売されている羽生結弦選手が表紙を飾った月刊誌「婦人画報」6月号のが異例の売れ行きを見せているというのだ。
羽生選手はこれまでにも、フィギュアスケートの専門誌やスポーツ誌だけでなく、週刊誌や女性誌の表紙になったことはあるのだが、今回はいささか趣向が違うのだそうだ。
「実は通常版と特別版の2通りの6月号を作ったんです。通常版は菖蒲をイメージした草花の写真を使っており、特別版で同じ黒バックに羽生選手の写真を入れた表紙にしているんです。さらに羽生選手について、3月の世界選手権にフィーチャーした11ページの特集記事を組んでいますが、使っている写真や内容の一部が、通常版と特別版で変えているというのです。特別版では、世界選手権の公式練習からエキシビションまでの6日間の羽生選手を追いかけた写真も掲載しています。また、ポストカードもついているのですが、そちらも通常版と特別版で変えているそうです」(女性誌記者)
同じ雑誌を2パターン作り、羽生選手のファンに2冊買ってもらおうという狙いがみごとにハマッたようだ。
「4月30日の発売日当日に特別版が完売した書店もあり、ネット書店でも軒並み完売。ネットオークションでも、定価1200円の発売中の雑誌に1500円、2000円という価格がついたり、通常版と特別版を組み合わせて高値がついたりしているようです」(前出・女性誌記者)
羽生選手のファンに、シーズンオフはないようだ。
(芝公子)