「当て逃げではない」高田純次、事故報道に一部反論も“沸き上がった疑問”

 タレントで俳優の高田純次が、4月14日に東京都内の首都高速上で交通事故を起こし、相手の22歳男性が全治2週間の怪我を負った事故で、この被害男性が5月16日発売の「週刊文春」に高田側の不誠実さを告発した。しかし、高田は記事内容について反論。事態は泥沼化の様相を見せ始めている。

 5月16日の「夕刊フジ」によると、高田は突然報道が出たことに困惑しつつ「決して当て逃げではない」と「週刊文春」の報道内容を一部否定したという。その場で止まらず一般道に下りたことに関して高田は、「高速道路上で接触したので、その場では止められなかった。パッシングされたのでハザードをつけて(一般道に)降りた。駆けつけた警察官も、当て逃げではなく追突事故だと話していた」と、状況を説明したという。

 事故の当事者同士で3~4時間に渡って話をする中、「慰謝料について1000万円という話も出たが、そのとき持っていたのが20万円だった。それで『ナッシング』と言ったつもりはない」と高田は重ねて説明している。

 こうした報道にネットでは「何ですぐ警察に通報しないで3時間も話してたのか謎だ。高田さんだけでなく被害者側にも疑問…」「お互いの車もそれほど壊れたわけではなさそうだし、一般道に降りて止まるまで追いかけられるんだから大きな怪我もしてなさそう。それで慰謝料1000万円はさすがに…」「相手が有名芸能人だし、取れるだけ取ってやれっていう心理が働いたのかな」「高田純次側の言い分も苦しいけど、相手側の応対も問題ありそう」などの反応があがっている。

「駐車スペースなどほとんどない首都高上の事故ですから、一般道に止めてから対応するのは仕方ないかもしれません。しかし、なぜすぐに警察を呼ばなかったのは疑問ですね。そして怪我をしてるなら救急車も呼ぶべき。また、その後の話し合いは双方保険会社に任せるのが一般的なのですが、なぜ当事者同士で話を進めようとしたのかも、大いに疑問です。結果、双方がメディアを使っての告発合戦のようになってしまいましたが、交通事故の事後処理の仕方としては最悪ですね」(芸能誌記者)

 高田と被害男性側では主張がかなり食い違っているだけに、当人同士で話し合いを進めようとしてこじらせてしまったのは大きなマイナス。最初からお互いの保険会社を通して交渉しなかったことが悔やまれる展開と言えそうだ。

「車を運転するなら事故には大いに気をつけるべきですが、万が一事故を起こしてしまったらすぐに警察に通報。保険会社にも速やかに連絡し、交渉ごとは当人同士では決してしてはいけない。これが余計なトラブルを回避し、結果的に自分の身を守ることになるのです」(前出・芸能誌記者)

 高田の芸能人としてのイメージが“テキトー男”だっただけに、報道当初はそのキャラクターどおり、「いま20万円持ってます」「これである意味ナッシング…」という言葉とともに、適当に難を逃れようとしていたかのような誤解を受けてしまったのは不運だったかもしれない。今後の行方が気になるところだ。

(石見剣)

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