お笑い芸人が事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を反社会的勢力との間で行なっていた問題で、13人の芸人に謹慎処分、そして6月27日には新たにスリムクラブにも金銭の授受があったとして無期限活動禁止の処分を各事務所が下したことが明らかになった。
「騒動の発端である2014年に振り込め詐欺集団の忘年会に参加したのはカラテカ・入江慎也と共に雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮ら。特に宮迫はパーティにて『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の観覧ゲスト招待を約束したり、一部のCMが『ACジャパン』のものに差し替わったり、遂には画面から“編集”される形で姿を消すという事態に発展。当初『ギャラはもらっていない』と明言していたにも関わらず、金銭の授受が明らかになり大きな波紋を呼びました」(スポーツ紙記者)
宮迫は2017年8月に「週刊文春」による不貞騒動が報じられた際、不貞の真偽について“オフホワイト”と表現するなど、終始ゴマかしていたが、今回も金銭の授受を偽っていたとあって、ネットでは「不貞の時もしらじらしい嘘ついて逃げた。今回はもう言い逃れ出来ん」「宮迫無理。信用0。その場限りの嘘ばかり」「ここまで誤魔化そうとして謹慎では納得しません、ケジメをつけて解雇が妥当です」と言った辛口の意見が殺到。中には「宮迫潔く引退しろ!」と言った声まで聞かれる。
「こういった事態を受けて、宮迫がMCを務めるバラエティ番組『アメトーーク!』では、CMの差し替えだけに留まらず、タイトルの変更やリニューアル、最悪は番組が消滅するのではないかといった危惧もあります」(前出・スポーツ紙記者)
実はこの問題は、これだけでは収まらないと見る声もある。
「もし仮に番組『アメトーーク!』が存続しても、イメージダウンは避けられません。現に常時20%前後の平均視聴率を獲っていた番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でさえ、昨年11月の“ヤラセ騒動”や出演者の“未成年飲酒疑惑”などの影響で、視聴率が落ち込み、今ではライバル番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に視聴率で敗北を喫し、これが引き金の一つとなって、日本テレビ年間視聴率三冠王六連覇に黄色信号が灯っているところだったんです」(放送作家)
日テレに待ったをかけたいテレ朝としては、せっかくのチャンスを逃してしまうことになりかねない。
(窪田史朗)