福山雅治の芸能人生に黄色信号が点灯している。発端は西島秀俊だ。2月27日に封切られた映画「女が眠る時」が記録的な不入りだったのだ。昨年11月公開の主演映画「劇場版 MOZU」は興収13億円止まりと振るわず。2作とも客入りの悪さを自虐ネタにするビートたけしとの共演だったが、映画関係者は西島の集客力を大いに期待していた。
「最大の原因は、西島秀俊の結婚です」と断言するのは、女性週刊誌記者である。
「西島は見た目によらないマッチョなボディにストイックな俳優人生、孤高を貫く大人男子として憧れの存在でした。ところが“プロ彼女”との結婚を機に合コン好きの肉食ぶりなどが暴露され、ただの中年オヤジであることがバレバレに。映画的に優れていれば、映画ファンを大量動員することも可能でしたが、出来はイマイチだった。どちらの映画も西島ファンが泣いて喜ぶお宝シーンはなく、女性ウケするシーンは皆無。西島は昨秋、結婚後初の連続ドラマ『無痛~診える眼~』(フジテレビ系)に医者役で出演するも、1ケタ台の低視聴率で終了しています。そういえば、新婚当初の向井理も同様に、ドラマ、映画がコケた。電撃婚したイケメン俳優ほど被害は甚大で、女性ファンにそっぽを向かれ撃沈しているんです。『ましゃロス』と呼ばれる女性を大量に生み出した福山はその最たるもの。間違いなく西島、向井以上の影響が出るはず」
吹石一恵と結婚後、福山にとって初の連続ドラマとなるのが、4月スタートの月9ドラマ「ラヴソング」だ。20歳の女性シンガーと元ミュージシャンの年の差恋愛を描くもので、菅田将暉との三角関係が織り込まれるという。
「人気沸騰中の菅田の出演は視聴率的にはプラスとはいえ、菅田ファンにすれば、オジサンの福山は邪魔な存在でしかない。男2人が取り合うヒロインには、昨年デビューしたシンガーソングライター・藤原さくらを抜擢。演技初体験という新人にイチから演技をつけるため、現場はピリピリムード一色に。月9の最低視聴率を更新するのでは、との予測がネットでは飛び交っています」(芸能ライター)
そんな中、昨年3月28日に足かけ23年の歴史を誇った長寿ラジオ番組「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル 魂のラジオ」が1年ぶりに一夜限定で復活することが発表された。3月19日の土曜夜に放送される。
福山がゲスト出演するバカリズム脚本のスペシャルドラマ「桜坂近辺物語」(フジテレビ系、3月7~10日)の劇中で「魂ラジ」を舞台にしたシーンが撮影されたことから、復活が決まったのだ。復活版では福山が「ラヴソング」についてしゃべりまくるという。放送担当記者によれば、
「要するに、番宣ですね。ニッポン放送とフジテレビの連携プレー。番組開始当日に番組ジャックしてドラマを宣伝する、みえみえの方法が飽きられてきているので、使えるものはなんでも動員ということです。『魂ラジ』は番組開始前に3000人、終了時に1000人のファンが同局につめかける伝説を作った名物番組。それだけの視聴者がドラマを観てくれれば万々歳なんでしょうが」
電撃婚ジンクスを吹き飛ばせるか、見ものである。
(塩勢知央)