“深キョン”こと女優・深田恭子が、10年ぶりに映画に主演するというニュースが、11月6日に配信された「デイリー新潮」で報じられ、注目を集めている。
「11月2日に37歳を迎えた深キョンですが、今年は1月期のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)で、永山絢斗、中村倫也、横浜流星の3人のイケメンから言い寄られるコメディに主演。さらに7月期のドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)では、体のラインが強調された派手な泥棒スーツに身を包む泥棒一家の娘が、警視庁の刑事と禁断の恋に落ちるラブストーリーにも主演するなど大活躍。アラフォーを迎えて、絶好調。益々美貌にも磨きがかかったと言われています」(スポーツ紙記者)
映画化案が浮上しているのは、フジテレビで放送された「ルパンの娘」。最終回こそ、平均視聴率9.8%を記録したとはいえ、全話平均視聴率は7.1%と低迷。映画化に踏み切るのは、いささか軽率ではないかという声も上がっている。
「近年のフジテレビは視聴率の低迷から、ドラマでも大物女優を抑えられず苦労してきました。そこで考えたのが、ドラマと共に映画化も前提としたオファー。去年4月期に放送された月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)に主演した長澤まさみもドラマと同時に映画化ありきで話が進められていたと言われています。こちらも全話平均視聴率は8.9%と二桁には届きませんでしたが、今年5月に公開された映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』は大ヒット。映画の第二弾も決定しました。『ルパンの娘』もそのパターンを狙っているのでしょうね」(映画誌ライター)
しかもドラマ「ルパンの娘」を手掛けたのは、今年映画「翔んで埼玉」を当てた徳永友一脚本・武内英樹監督のコンビ。さらに武内監督は、映画「テルマエ・ロマエ」シリーズも手掛けたヒットメーカーでもある。最初から映画化ありきの既定路線のように見えてしまう。
「武内監督は、1998年に深キョンのデビュードラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)も演出。回を追うごとに視聴率を上げ、最終回では28.3%の大ヒットを記録している。いわば恩師でもあるヒットメーカーからのオファーを、“深キョン”といえども断れませんよね」(前出・映画誌ライター)
2009年の映画「ヤッターマン」から10年。振り切った演技にも磨きがかかった深キョンの映画「ルパンの娘」、要チェックだ。
(窪田史朗)