12月27日、「ORICON NEWS」が「2019年ブレイク芸人ランキング」を発表し、今年のお笑い界の新星を格付けしている。
同メディアは、2019年に最もブレイクした芸人としてモノマネタレントのりんごちゃんを選出し、「かわいいルックスから豹変、“ギャップものまね”で一躍『時の人』に」と綴ると、「モノマネ以外にも、年齢を聞かれると『りんご31個分』と答えるなど“定番のトークネタ”があり、“イジリのツボ”が確立されていることから、トークでも明石家さんま、ダウンタウンらバラエティの人気司会者からもかわいがられている」とも評した。
事実、2018年以前にはほぼ無名状態だったりんごちゃんだが、今年は一気にテレビ出演回数を急上昇させており、各放送局の人気番組でこれでもかと得意のモノマネネタを披露していた印象だ。
「やはり彼女の最大の持ち味は、おしとやかなキャラと、“ミュージックがスターティン”した後の太い声とのギャップになりますが、この意外性でやっていけるのは世間に認知された1年目が限界。また、容姿や体型などのイジりを嫌がっているフシもある彼女は、“他人を傷付けない笑い”の潮流のド真ん中に居ますが、主要バラエティ番組のMCにはまだまだこの概念が浸透しきっておらず、今後はそうしたツッコミをどう乗り切っていくかも課題かもしれません。実際、その見た目をさんまから“オッサンやん”とイジられたこともありますが、共演者のヒロミによる手厚いフォローが無ければ巧みな返しができていないようにも見えました。ネットではさんまのデリカシーを疑う声が出ていましたが、見た目も容姿も体型もいじらないで欲しいのであれば、それを埋めるだけの何らかの取っ掛かりが求められていくでしょう」(テレビ誌ライター)
なお、世間からは早くもりんごちゃんの“ギャップモノマネ”について「確かに面白かったけど、正直もう飽きてきた」「芸は達者だがトークなどがあまりに出来なさすぎな気がします」「ショーパブならもつが、テレビでは今のままでは辛い」との厳しい声が出ており、2020年にはもう一段階の進化と改善が必須となりそうだ。
(木村慎吾)