あるデータによれば、「いずれ結婚するつもり」の独身女性は全体の9割。なのに、そのうち恋人のいる女性は3割なんだそう。
カウンセリングを受ける女性の中にも恋人のいないケースがとても多いのですが、そんな方は結婚までの細かな予定をたてることが有効です。仕事でも予定をたてるほうが効率がアップしますよね。結婚は相手があってのことですから、仕事ほど予定どおりには進みませんが、何もしないよりチャンスはグンと増えるはずです。
予定を変更したいときには、また考えればいい。“とりあえず”でもいいので、自分の指針を掲げておくことが大切なのです。自分に“したい、できるはず”と言い聞かせて予定をたてれば、物事は実現しやすいもの。これを心理学では【自己成就予言】といいます。
自己成就予言を強めてくれるのが、スケジュール帳の存在です。スケジュール帳は、デジタルよりもA5サイズ以上の紙のものがベター。一覧でき、書き足しや書き直しが楽だからです。時間軸のついているものなら、何にどの程度の時間をかけようとし、結果的にどの程度時間をかけたかが分かるので、さらにベターですよ。
細かな予定をたてる前に、まずは静かなひとりの部屋で、ゆったりとした気持ちで目をつぶり、あなたの未来像を描いてみてください。浮かんできたのは「たくさんの子どもや孫に囲まれて草原で過ごしている」姿ですか? 「奔放な年下の男性とふたりで海辺の一軒家に住んでいる」姿ですか? このように遠い未来を想像してみることで、あなたの「近い未来の目標」がはっきりしていくはずです。
近い未来がはっきりしたら、それをしっかりと考え、スケジュール帳に書いていきましょう。すると、今週何をすればいいのか、今日をどう過ごせばいいのかが自然とみえてくるのです。予定をクリアできたら、自分にご褒美をあげると決めておくのもいいかもしれません。ある意味計画的に、ときにはゲーム感覚で。予定を楽しみながら婚活に励んでみてくださいね。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)