お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が2月4日、自身のツイッターアカウントを更新し、レギュラー出演する恋愛リアリティー番組「テラスハウス」(フジテレビ系)で視聴者からの風当たりが強くなっている現状を嘆いた。
同番組でスタジオメンバーとしてレギュラー出演していたチュートリアル・徳井義実は、昨秋に1億円を超える申告漏れが発覚したことによって、現在は芸能活動を自粛中。その影響からか、スタジオトークにおける山里の一方的な見解が多くを占めてしまい、バランスを欠いたものになっているとの指摘が多く、山里もツイッターで「大黒柱が留守にしている事でテラスハウスでの私の見守りの姿勢への苦情がよく来るようになった」とボヤき、今月4日にも「徳井さん、助けて…このままだと僕は…ますます…」と謹慎中の徳井へ救いを要請した。
そうした現状を受け、山里のタイムラインには「山ちゃんの世界観の独特の発言が楽しめたのは、徳井さんとYOUさんのツッコミがあってこそだよ」「山ちゃんは山ちゃんのままで良い」「やっぱりテラスハウスには徳井さんが必要です」などと様々な意見が飛び交い、やはり視点の多様性やバランスを求める声が全体的に多数を占めている。
「テラスハウスのような番組では、恋愛に勤しむ若者たちの応酬を第三者の立場から見守るスタジオメンバーのトークも重要な役割を担っており、同じ一つの出来事を取り上げても、タレントによって見方が異なり、その解釈が多岐に渡るのも大きな醍醐味といえます。“ブサイク芸人”として売ってきた山里はやや卑屈な意見を述べることが多く、徳井の合いの手がない現在では、まるでそれがスタンダードのような位置付けになってしまうのは視聴者にとっては違和感が残るでしょう。また、番組の性質上、下ネタを含めた“大人のトーク”への言及を避けられない場面もありますが、ハンサムな徳井がそれを担当することで、山里よりは爽やかにまとめることができる強みがあります。豊富な女性経験を生かした恋愛の解析力もピカイチで、『テラスハウス』以上に徳井の不在を痛感させられる番組は他に存在しないのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
ネットでも謹慎の続く徳井について「早く戻ってきてくれ」「需要があるなら出演すればいいよ。徳井を叩いてた層は元からテラハなんて見てないだろうし」「多額の追徴金を支払ってるんだから問題なし」などと復帰を歓迎するという声が多い。
所属する吉本興業や番組スポンサーがこうした世間の声をどのように捉えるかは分からないが、こと山里は誰よりも徳井の留守を嘆いているタレントなのかもしれない。
(木村慎吾)