俳優・千葉雄大が主演する“よるドラ”「いいね!光源氏くん」(NHK)の放送が4月4日からスタート。平安貴族とこじらせOLの織りなすコメディが早くも話題を呼んでいる。
「このドラマは、会社から帰って来たこじらせOL・藤原沙織が非日常の開放感に浸るため、バリで買ったすだれとお香をセットしてうたた寝していると、突然すだれを潜って平安貴族の装束をまとった光源氏(千葉)が、タイムスリップして現れるという“イケメン居候コメディ”。光源氏が突然、カフェにも関わらず和歌を読み上げるなど奇想天外の展開で、NHKとは思えない振り切った内容に注目が集まっています」(テレビ誌ライター)
このOL・藤原沙織役を務めるのが女優の伊藤沙莉。彼女にとっては、深夜とはいえNHKで本格的な初ヒロイン。この作品に賭ける思いには、並々ならぬものがある。
「2017年の朝ドラ『ひよっこ』(NHK)で脇役ながら注目を集めた伊藤は、その後も2018年『獣になれない私たち』(日本テレビ系)、2019年『これは経費で落ちません!』(NHK)で存在感を発揮。2015年深夜ドラマ『トランジットガールズ』(フジテレビ系)、短編ドラマ『ちょいドラ2019』(NHK)でも主役級を演じて来ましたが、今回はコメディとはいえ本格的なヒロイン役。今回のドラマで振り切った演技を見せれば、コメディエンヌとして確固たる地位を築く可能性も十分にあります」(前出・テレビ誌ライター)
今年、26歳を迎える伊藤だが、デビューは2003年と長い下積み時代も経験している。
「ドラマ『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』でデビュー。2005年には話題作『女王の教室』(共に日本テレビ系)のいじめっ子役でブレイクしたものの、一時は鳴かず飛ばず。引退の二文字が頭をよぎったこともあったようです。しかし18歳の時、映画『悪の教典』で再び注目を集め、子役から見事に脱皮。あれから8年、長い下積み時代を経験した演技力には定評があります。今回は千葉との恋愛モードに入るシーンも描かれるなど、大人の女優として見せ場も十分。どんな演技を見せるのか楽しみです」(前出・テレビ誌ライター)
人気者の千葉との共演とあって注目度も高い。それだけにこのチャンスを掴んで欲しい。
(窪田史朗)