お笑いタレントのぜんじろうが4月27日、自身のツイッターアカウントを更新し、ラジオ番組内での“女性蔑視”発言で批判を浴びる後輩のナインティナイン岡村隆史を一部擁護した。
岡村は23日放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)の中で、「コロナ終息後にはおもしろいことがある」とし、経済的困窮に陥った“なかなかの可愛い人”が夜のお店で短期的に働くケースが増えるだろうと予想。その為にも「今は歯を食いしばって踏ん張りましょう」と男性リスナーへ、夜の店通いは“我慢の時”だと呼びかけていた。
この岡村の発言は瞬く間にネットニュースとなって世間に拡散されると、「女性蔑視が過ぎる」「心底気持ち悪い」といった猛批判が集中。しかし、岡村の3年先輩にあたるぜんじろうはツイッターで「岡村君は“女性の働き方”を岡村流のシャレとして、皮肉った部分もあるとも思うんですけどね~」とあくまで“シャレ”だったとし、「社会的弱者が搾取される職業なら、他にもあるでしょうし。岡村君の発言と、僕の知り合いの経営者がおっしゃる『景気が悪い方が、優秀な人が求人に応募してくる』と言ってるのと、差が分からないんですよね~」と擁護している。
「岡村とはデビュー初期からの長い付き合いがあり、ぜんじろうが後輩の失言に理解を示したくなる気持ちも分かります。しかし、今回の発言が炎上してしまった最大の要因は、疫病災害という防ぎようのない事情により、経済的弱者へと追い込まれる可能性のある女性に対してチラつかせた、岡村の“スケベ根性”にあるといえます。よって、知り合いの経営者の発言を引用しての比較はほぼ意味がなく、ネットでもぜんじろうの見解には『全く擁護になってないよ』『言い方が悪過ぎる。不景気の時は良い女が働いてる事が多いみたいな言い方は皮肉というより願望も透けてみえる』『こいつも1ミリも想像できてない』との反発が殺到。“岡村流のシャレ”だとして片付けようとしたぜんじろうですが、そもそもそういった類いのシャレ自体が許されるものではないとし、彼を擁護したぜんじろうにも炎上の余波が及んでしまう事態となっています」(芸能記者)
SNSでのぜんじろうは、基本的に同業者である芸人の意見に肩入れすることがほとんどではあるが、今回の岡村の失言には下手な“いっちょかみ”をしてしまえば、自身にも火の粉が降り注ぐことになるのは必至。よほど有効な擁護の材料でもない限り、今は傍観をするのが最も無難な対応といえるだろう。
(木村慎吾)