女優の大和田美帆が5月29日に自身のインスタグラムを更新し、同日に東京都上空を飛行した航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」へ感謝の念を述べた。
緊急事態宣言が解除された後も引き続き、新型コロナウイルスへの対応に奔走する医療従事者へのリスペクトを、アクロバット飛行という形で示したブルーインパルス。4月23日に新型コロナウイルスへの感染で亡くなった女優・岡江久美子さんの娘である美帆は、「母がお世話になった病院の皆様 世界中の医療従事者の皆様 本当に本当に有難うございます。」と綴り、父で俳優の大和田獏と共にブルーインパルスの飛行を見ることができたと報告した。
また、颯爽と青空を飛行する機体に向かって「ありがとう!」「ありがとうございます!」と2度にわたって声をかける動画もアップし、獏のものと思しき「ありがとう!」という声も確認することができる。続けて「先程空を見上げたように 楽しみにする気持ち 何かがきっとくると待ちわびる気持ち そして何より感謝の気持ちを持ってこれからも上を向いて生きていこう!!」と前向きに語っていた。
「タレントのラサール石井は今回のブルーインパルスの飛行に関して、医療従事者の中には今回の飛行パフォーマンスよりも、具体的な支援を求める声が一部から上がっているとツイッター上で紹介し、『現場の方は空を見上げる余裕もない』と投稿していました。しかし、大和田獏と美帆のように親族をコロナで亡くした遺族が空に向かって『ありがとう』と声をかけ、『感謝の気持ちをもってこれからも上を向いて生きていこう』と思えたのであれば、そこには一定の効果や意義があったということでしょう。ネットでも、辛い状況であるにも関わらず、ブルーインパルスの飛行と医療従事者に感謝の言葉を投げかけた大和田獏と美帆に対して、『きっと空から見守ってくれていると思います。美帆さん、これからも頑張ってください!』『正直、そんなことに税金使うなよと思ってましたが、こうやってご家族を亡くされた方の前向きなコメントを見るとやって良かったんだなと思いました』『残念な結果になりましたが、こうして医療従事者に感謝の気持ちを伝えられるお二人は素晴らしい』『涙が出た』といった感動の声が届いています」(週刊誌ライター)
医療従事者へのリスペクトはもとより、今回の飛行にはコロナに苦しめられた人々に対して、上を向いて歩き続けてほしいといったメッセージも含まれていたのかもしれない。
(木村慎吾)