コロナ禍以降、女性お笑いタレントによるダイエットが、度々ニュースに取り上げられている。おかずクラブ・ゆいPは食事コントロールで30キロの減量を達成し、ゆりやんレトリィバァもステイホーム中にスリムダウンした体型をお披露目し、世間を大いに驚かせた。
そして今度は、ガンバレルーヤのまひるとよしこが10月25日放送の「世界の果てまでイッテQ」(日本テレビ系)に出演し、1カ月に及ぶハードなダイエットの結果を発表。ここ数年で体重が激増したという2人は番組内で期間限定の減量企画に挑戦していたのだが、ダンスを含む運動や食事制限、断食合宿などを経て、最終的にまひるは71.1キロを64.3キロに、よしこは78.7キロから67.9キロとなり、それぞれ6.8キロと10.8キロの減量に成功した。
この驚くべきダイエット結果に喜ぶまひるは「なりたい自分になるなら、まずは自分と向き合うことが大事」と“イイ女風”にコメント。ただ、よしこはすでに「7~8キロ」のリバウンドに悩んでいることを示唆してスタジオを盛り上げている。
女子お笑い界に降ってわいたようなダイエットブーム、理由は何なのか。
「ゆりやんに関してはダイエットを始めた理由を『太っている自分に飽きたから』と説明していましたが、背景には笑いの価値観の変化があるのではないでしょうか。かつてとは違い、最近では体型や容姿で笑いを取るような風潮は無くなりつつあり、またそれをイジることもタブーとされています。他人を傷付ける笑いが敬遠され始めたことで、今や女性芸人からすれば、“太っていても意味がない”状況。これまでは太っている女性芸人がダイエットに挑戦すると、笑いの武器が一つ減るのではないかとの指摘もありましたが、最近ではそうした反応自体が消滅しつつあります。また、ゆりやんに至っては自宅の部屋に大きな鏡を貼り付け、ダンベルやバーベルといった筋トレ器具まで揃える本気度で、YouTubeチャンネルでも日々のトレーニング姿を紹介。これまでとは異なるファン層にもリーチできており、笑いの武器がなくなるどころか、フィットネス界隈からもファンを獲得できている状況です」(エンタメ誌ライター)
ガンバレルーヤ・よしこは早くもリバウンドし始めていることを明かしたが、引き続き減量したボディをキープし、芸人として新たな境地に到達できるよう期待したいところだ。
(木村慎吾)