東国原“盗作疑惑”で見せつけたSNSの恐るべき即効性と拡散力

 またしてもSNSが火を噴いた。

 とあるツイッターユーザーが6月7日放送の「プレバト!!」(TBS系)において、すでに発表されている俳句と酷似した俳句が披露されたと指摘し、波紋を広げている。

 問題の俳句はタレントの東国原英夫によって同番組内で詠まれた「梅雨明けや 指名手配の 顔に×」という句で、先のツイッターユーザーは、これが昨年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に紹介された「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」と非常に似通っていると画像の証拠を添付した上で主張。続けて、「詠み人は私の父の友人です。類句だとしてもここまで表現が似かよるものか、甚だ疑問です。皆さんはどう思われますか?」などとツイートした。

 多くのユーザーによって大量のリツイートが施され、当該ツイートがネット中を駆け巡ると、東国原本人がこの指摘に関して、「僕は、このご指摘の俳句、全く知りませんでした」とつぶやき盗作行為は否定したものの、「ここまで似ると最早、盗作と言われても仕方ない状況です」とも語っている。

「大きな騒動となっている今回の“パクリ疑惑”ですが、日大の悪質タックル騒動に続き、ここでも重要な役割を担っているのがSNS。その拡散性やスピードの威力が発揮され、一般人による“つぶやき”はわずか1日足らずでワイドショーの格好のネタにまで拡大しています。この俳句がまだSNSの普及が進んでいない時代に発表されていたとすれば、これほどの騒動となることはなかったはず。しかし、今ではどんな些細な事象であっても全てのユーザーが問題提起のパワーを有しており、拡散する人もとてつもない数の力があります。日大のタックル騒動についても、あの悪質ファウルの決定的瞬間を収めた動画がSNSにアップされていなければ、内田正人氏は今も日本大学アメフト部の監督を務めていたかもしれません」(テレビ誌ライター)

 あらゆる場面で真相の追求や騒動の拡大、そして、時には広がるべきではないものまで瞬く間に拡散させてしまうのがSNSの脅威。一般ユーザーの小さな叫びにタレント本人が応じ、その直後にテレビを含むマスメディアが取り上げるという、これまでには存在し得なかった一連の流れがすでに成り立っている。

 多くのタレントにとっては、ちょっとした“ハメ外し”も許されない戦々恐々の時代へと突入したのかもしれない。

(木村慎吾)

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