アサジョ

イケメン ラブ エイジングケア!大人女子を楽しむための情報サイト!

芸能
2024/10/04 18:14

【シビル・ウォー アメリカ最後の日】アメリカ「分断戦争」のディストピア/前田有一「映画ハマるならこの1本」

芸能
2024/10/04 18:14

 社会の分断が言われて久しいアメリカで「近未来を映す黙示のようだ」と話題を呼び大ヒットしたアクション映画。連邦政府から19の州が離脱し政府軍と戦いを繰り広げる設定がショッキングな話題作である。

 父親が政治風刺漫画家のアレックス・ガーランド監督は、本作では政治的主張は表に出さないように心がけたという。それでもクライマックスのホワイトハウスでの激しい戦いは、トランプ支持者の議事堂襲撃を思わせるなど、現実とのリンクを意識せずにはいられない。大統領選の年にふさわしい1本と言えそうだ。

 カリフォルニア州とテキサス州が同盟を結んだ「西部勢力」が、政府軍と激しい内戦を続ける近未来のアメリカ。ベテラン戦場カメラマンのリー(キルステン・ダンスト)をはじめとする4人のジャーナリストは、「西部勢力」が間もなく首都ワシントンD.C.を攻め落とすとの情報を摑む。独裁化を続ける大統領を取材する最後のチャンスだと、彼らは遠く離れたホワイトハウスに車で向かうことを決める─。

 リーたちが、街も人心も荒廃したアメリカ大陸を大移動する様子は、一風変わったロードムービー調だ。道中、銃声を聞きながら眠る夜や、目の前で撃たれ出血死する兵士の姿など、壊れゆく大国の姿が次々と描かれる。

 極め付きは、トラックに積まれた一般市民の死体を淡々と処理する白人至上主義者たちとの遭遇。平然と人を殺し、意図がまったく読めない彼らにリーたちが捕らえられ、必死に命乞いをするシーンは、凄まじい恐ろしさだ。役者たちの没入感を高めるためにカメラクルーは現場から離れて望遠で撮影している。

 リアルすぎる演出も必見だ。

(10月4日全国公開、配給 ハピネットファントム・スタジオ)

前田有一(まえだ・ゆういち)1972年生まれ、東京都出身。映画評論家。宅建主任者などを経て、現在の仕事に就く。著書「それが映画をダメにする」(玄光社)、「超映画批評」(http://maeda-y.com)など。

全文を読む
タグ
関連記事
スペシャル
Asa-Jo チョイス

【ぽかぽか】中田英寿氏が「試合が終わった後に一番イヤだった」モノをぶっちゃけ!「あれ最悪です」

サッカー元日本代表で実業家の中田英寿氏にとっては、“試合後のお宝”もただの“臭いモノ”だったようで…。さる4月17日、「ぽ...

Snow Man「新たな冠バラエティ番組」計画報道も“旧ジャニーズの交際問題”が心配されたワケ

4月25日配信の「東スポWEB」が、Snow Manの新番組に関する情報を報じ、ファンを騒がせている。「現在、Snow Manのグループとしての冠...

五十嵐淳子さん急死で蘇る夫・中村雅俊が明かしていた「『100点満点中、100点以上』妻の家庭での『お母ちゃん』素顔」

俳優・中村雅俊の妻で女優の五十嵐淳子さんが4月28日、急病のため死去したと5月2日、中村が所属するノースプロダクションの公式サイトで発表された。五...

注目キーワード
アサジョ twitterへリンク
PageTop