ネタなのか、ガチなのか…いずれにせよフィギュアファンとしては望まないキャスティングだったようだ。
日本テレビの看板アナウンサーである水卜麻美アナが、2月11日に放送される同局系バラエティ番組「今だから話します~平成最後にアスリート初告白SP~」にて、06年トリノ五輪フィギュアスケート女子金メダリストの荒川静香役を再現ドラマで演じることが明らかとなった。
水卜アナは荒川がメダルを獲得するまでの壮絶な道をドラマ化した再現ドラマで主演を飾っており、収録本番の1カ月前からフィギュアスケートの練習を始めたとのこと。
その練習では荒川本人がマンツーマン指導を行っており、荒川の代名詞である「イナバウアー」の習得を目指したというだけに、その完成度がどの程度のものなのか、オンエアを待ちたいところだ。
しかし、今回のドラマは荒川が初めてテレビで告白する内容も含まれているため、フィギュアファンの注目度が高い。そうした向きには、水卜アナが再現ドラマの主演を務めることに不満を持っている人も少なくないようだ。
「スラリとした痩せ型体型の荒川に対して、水卜アナは小柄なぽっちゃり体型とあって、“全くスタイルが違う!”という指摘が殺到しています。実際、水卜アナの再現VTRをバラエティ番組で放送するときには、大袈裟なぐらいにふくよかな女性を水卜アナ役に抜擢していたりするぐらいですから、そんな水卜アナが荒川役を演じるということには違和感が感じられます。スケート経験がある女優を起用すればいいところを、話題性を重視して無理に水卜アナを起用したことに対して、フィギュアファンからは『いやいや、笑いとかなしで真面目に見たいのに』『一気にパロディー色が強くなりそう』『無理して水卜アナが出演する必要があるの?』『荒川さん本人主演でドラマが見たかった』などといった声が上がるなど、納得がいかないようなのです」(エンタメ誌ライター)
ただ、多忙な人気アナウンサーでありながら、水卜アナも仕事の合間を縫ってスケート場に通うなど、再現ドラマを演じるにあたって失礼がないように努力していたことは事実。
責めるなら、この仕事を振った番組制作側にすべきだろうが…。
(権田力也)