腸内環境の乱れは、免疫力の低下や便秘、肌荒れなどのトラブルを招きやすく、時には「なんとなく気分が晴れない」といった心理面への影響が出ることも。対策はあるのでしょうか。
内科医師の工藤孝文さんによると、「疲れが気になる」「風邪をひきやすくなった」「太りやすくなった」などの自覚がある人は加齢と共に増え、腸内環境が乱れているサインであることが多いそう。そんな腸の不調を改善し、体形や美肌の維持にも役立つ“エイジング腸活”の方法をうかがいました。
それは、食前に「大豆ヨーグルト」を食べることなんだとか。工藤さんいわく、大豆ヨーグルトには腸内環境を整えるのに役立つ乳酸菌に加え、大豆由来の良質なたんぱく質や食物繊維が含まれているため、便通改善やダイエット、美肌づくりに役立つそう。
「寒さが厳しいこれからの時期、さらに健康効果を高めるには、大豆ヨーグルトにきな粉とハチミツを加えるのもいいですね」と工藤さん。
きな粉を加えることで、摂取できる食物繊維が増えて栄養価も高まり、ハチミツで甘さが加わることで食べやすくなるといいます。また、ハチミツは喉に優しいため、乾燥しがちな冬の喉ケアにもうってつけ。糖質を摂り過ぎると血糖値の急な乱降下を起こしやすいですが、それを予防できる食物繊維を同時に摂取できるため、安心して取り入れることができるそうです。詳しいレシピを教えていただきました。
【食前大豆ヨーグルト】
〈材料〉
■大豆ヨーグルト100g/きな粉大さじ1杯/ハチミツ大さじ1杯
〈作り方〉
小皿に大豆ヨーグルトを入れ、きな粉とハチミツをかけて出来上がり
あっさりとしているヨーグルトも、きな粉とハチミツを加えることで甘さと満足感がアップ。食前に食べることで食事での食べ過ぎを防ぎやすくなり、年末年始の暴飲暴食をリセットするのにもオススメです。新しい1年を生き生きと過ごすための美活として、取り入れてみてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)