元SMAPの草なぎ剛が主演を務め、NHK仙台放送局が制作した宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」(BSプレミアム)が3月6日に放送され、視聴者から多数の称賛コメントが寄せられている。
このドラマは、主人公であるイタリア料理店のシェフ・小野寺潔(草なぎ)が津波でレストランを流されてすべてを失い、お酒に溺れる自暴自棄の生活を経て立ち直り、レストランを再建するまでの10年間に及ぶ心の葛藤を描いた物語。
主演の草なぎは「ペペロンチーノは、オリーブオイルと唐辛子、にんにくとパスタ、それくらいの材料で作れるけど、シンプルゆえに難しい。それが人生と似ている」とコメントしている。
また、ドラマではペペロンチーノだけでなく、「ホヤのカルトッチョ」など様々な料理が登場することから、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の人気コーナー「BISTRO SMAP」を思い出したファンもいたようだ。
しかし、やはり視聴者を釘付けにしたのは、喪失感を抱えて生きる草なぎの圧倒的な演技力だ。ネットにも「ペペロンチーノ観ました!泣きました涙。追いスワンはできなかったけど、追いペペロンチーノはしたい!是非、地上波でも流れるといいな」「静かで良いドラマだった。草なぎくんの演技、素晴らしい。こんな素晴らしい役者さん、もっとドラマに出てほしいよ」「草なぎくんの芝居って佇まいがいいなあ」などと、絶賛する声が多数あがっている。
「2月14日にスタートした大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)でも徳川慶喜を演じ、演出を手掛けた黒崎博氏は『もう1人の主役として、カリスマ性を醸し出す草なぎ慶喜の演技力には目を奪われる』とコメントしています。この1年で、草なぎの演技力は新たなステージに入ったと見るべきではないでしょうか」(女性誌記者)
新たな領域に足を踏み入れた役者・草なぎ剛。今後の演技から、ますます目が離せない。
(窪田史朗)