芸能リポーターの平野早苗氏が3月18日放送の「とくダネ!」に出演し、俳優・東出昌大の不貞謝罪会見における“鬼のような”質問の意図を説明した。
番組では「見出しの裏ダネ!」と題した企画の中で、昨年3月に開かれた東出の謝罪会見を振り返り、平野氏が問うた究極の2択、「妻と不貞相手、どちらが好き?」との質問に再びスポットを当てた。
平野氏はこの物議を醸した質問について、「ディレクターと打ち合わせをします。その時にどっちが好きかはやっぱり聞きたいよねとなった。でも、私は、それってものすごい質問なので、聞けないかもしれない。タイミングがあったら聞きます」と会見に向けた打ち合わせでのやり取りを説明。
これに番組MCの小倉智昭が「だって東出さんにとってはタブーの質問だもん」と触れると、平野氏は「誰もが聞きたいところってそこですよね。シンプルイズベストだと思うんですが、あの質問であんなに固まってしまうとは思いませんでした」と回想。当時の妻で女優の杏と、不貞相手である唐田えりかを天秤にかけた結果、東出が「お相手のこともある」「私の心の内をしゃべるのは妻を傷つけることになると思いますので」などと返したコメントの意外性を指摘している。
続けて、不貞発覚後の東出には杏との復縁を望んでいるとの報道もあったことから、平野氏は「どうしても家庭に戻るという気持ちがあそこで出てくるんじゃないかと思った」と質問への答えは“妻一択”と予想していたものの、まさかの結果に。
「今考えれば、関わった女性に対しての優しさが東出さんの中にあって、ああいうことになってしまったのかなと。結果的には離婚となってしまったが」と平野氏。東出の発言が誠実さが故のものだったと解析すると、小倉はズバッとシンプルな質問を投じた平野氏について、「鬼のようだったよ」と突っ込んでいた。
「東出と杏の間には3人の子供もおり、世間も東出が『好きなのはもちろん妻です』と即答するものと考えていましたが、結果はあのような発言に。本心を話してしまうと杏を傷つけることになるとのコメントには、当時もネット上で『それって唐田が好きって言ってるのと同じ』『杏さん可哀想』との指摘が集まり、後の2人の離婚の引き金になったのではないかと囁かれました。また、平野氏による踏み込んだ“究極の2択”質問についても、今回その経緯が明かされ、世間からは『えげつない質問だったが、対する東出の答えはさらにえげつなかった』『あそこで東出さんが間髪入れずに“妻です”と言えば、離婚しない可能性も少しは残ったかもしれません』『東出が“妻です”と答えれば特に印象にも残らない質問だったはず。自らエグい質問にしてしまったね』との反応が寄せられています」(芸能記者)
東出が周囲の予想を大きく裏切る返しを見せたことで、“質問のエグさ”が際立ち、結果的に一部からは平野氏に対して批判の矛先も向けられた。
ただ、東出の心の奥底にある迷いを引き出した点においては、かなり効果のあった質問だったと言えるだろう。
(木村慎吾)