TKOの木下隆行が絶縁状態であった相方の木本武宏と今年1月に再会を果たし、すでに和解済みで完全復活に向けて歩み出していることを4月10日に配信された「FRIDAY DIGITAL」が報じている。
ペットボトルを顔面に投げつけるという後輩へのパワハラ騒動が発端となり、昨年3月には所属していた松竹芸能を退所。以降は自身のYouTubeチャンネルで動画を届けることがメインの活動となっていた木下だが、今回のインタビュー記事では、昨年大みそかに放送されたお笑い特番「笑ってはいけない」(日本テレビ系)に登場し、ダウンタウンを笑わせることができたことが自信になったと話しており、「俺って笑われてええんや、これで解禁なんや、って思ったんです。楽屋に戻ってから感動と安心でしばらく動けなかったです」と、当時の素直な心境について声を震わせて語ったという。
相方の木本とは再会時に謝罪し、もう一度コンビでステージに立ち、コントをしたいと伝えたところ、木本もそれに応えてくれたようで、現在は「TKO第二章」開幕に向けた準備を着々に進めているようだ。
今後の展望については「『キングオブコント』に出られたら、素敵なストーリーやなぁ。できることなら、もちろん出たい。決勝に行けたらいいですね」と語っており、「今は『お笑い第7世代』っていう強力なライバルがウジャウジャいるから、自分たちにそれに張り合えるほどの勢いとスピード感があるネタが作れるかが課題となると思います」と、お笑い第7世代ともバチバチにやり合い、「キングオブコント」で完全復活を果たすシンデレラストーリーを頭の中で描いているようだ。
木下はあくまでベテランとしてではなく、若手の気持ちに戻って頑張っていくと話していたようだが、この木下が語る展望について世間からは「いやいや、そもそも木下はそんなに面白くないからな」「パワハラ騒動を起こしておいて、何が『素敵なストーリーやなぁ』だよ」「実力もないのに、そこまでポジティブに考えられるのが凄いな」などといった声が上がっており、応援メッセージはほぼ皆無で、ほとんどが批判的なコメントとなっている。
「YouTubeで初投稿した謝罪動画には約43万の低評価がつけられており、高評価数に対しての低評価が占める割合が飛び抜けて多く、たくさんのアンチを抱える木下ですから本格復帰を叩かれるのは当然の流れでしょう。また、本当に初心に戻るのであれば、小さな箱からライブをスタートさせるといった地道な活動があったうえでの『キングオブコント』の決勝進出であれば応援したい気持ちにもなりますが、今回の記事を読んだ限りではそんな謙虚な気持ちもあまり伝わってこない。そもそも、自分が蒔いた種なのに乗り越えて美談にしようとするところも、支持を集められない原因ではないでしょうか」(エンタメ誌ライター)
「アンチ数が多い=気になる存在」と変換して木下は考えているのかもしれないが、まずは自分の人気のなさをしっかりと受け止めたうえで、頑張ってほしいところだ。
(権田力也)