女優・大地真央が演じる主人公が、世の中の様々な不条理をズバッと斬って捨てる痛快ドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」(フジテレビ系)。彼女の口から次々と繰り出される辛口な決めゼリフが今、視聴者から“名言”だと賞賛を浴びているようだ。
大地演じる人気美容クリニックのオーナー・ハルコが、その独特な持論で迷える人たちを裁き導いていくこのドラマ。松本まりか演じる38歳独身の編集兼フードライターのいづみは、彼女のセレブ過ぎる感覚と哲学に毎回驚かされながらも、回を追うごとに彼女に心酔していく。
ハルコのクリニックには、彼女の右腕であり事務長である大谷将(合田雅吏)と、無表情で冷静な秘書・若杉慎之介(蕨野友也)がおり「水戸黄門」の助さん角さん的ポジションとして振る舞う姿も面白さのポイントだ。そんなハルコの口からは、様々な決めゼリフが発せられる。
「第1話『ハルコ、不倫を斬る!』では、袴田吉彦演じる愛人を囲うイケメン実業家・大貫に『所詮、自分の人生壊すのは自分なのよ』と直言。第3話『ハルコ、東大女のコンプレックスを斬る!』では、東大卒の高学歴なあまり、男性との縁がない女性に『あなたの劣等感とプライドをコントロールして、あなたを幸せにしてくれるのは腕一本でやってきた男よ』と、愛ある言葉で背中を押すのです」(女性誌記者)
第5話「ハルコ、専業主婦を斬る!?」では「家事を手伝わない夫は、粗大ゴミ同然」など、男性既婚視聴者には耳が痛いであろう金言が飛び出した。
「ハルコが放つ言葉の数々には、視聴者から『美しくかっこいいハルコ先生から繰り出される名言と、面白さがたまりません』『大地真央さんだから成立するハルコさんの名言にスカッとする』など共感コメントが殺到。ドラマでは最後に『きょうのハルコ語録』と題して、その回の名言を紹介するコーナーも注目です」(前出・女性誌記者)
中島ハルコの名言は、さながら水戸光圀公の印籠といったところか。
(窪田史朗)