歌手の田原俊彦が6月13日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)に生出演。4月末でジャニーズ事務所を退所したマッチこと近藤真彦について思い出を語った。
田原とマッチは、野村義男とともに80年代前半に「たのきんトリオ」として人気を集めた。番組では、昨年11月に一般女性との不貞が報じられたマッチの近況について触れられると同時に、マッチが退所した際に後輩である少年隊の東山紀之から「退所の仕方に大きな疑問が残っている」「薄っぺらい」などと厳しく批判されたことも紹介。
田原はマッチの退所については「ちょっと遅かったかなと思う」とコメント。一方で、退所について「いい決断になればいいなと思う。明るくて元気そうでよかったですね」と語った。
後輩の東山については「ヒガシも偉くなったなって」とジョークを飛ばして笑わせたが、田原はマッチとの思い出にも言及し「合宿所で小さい時からやっていたのでね。全然、仲良かったですよ。みんな本当に。青春時代を過ごして」「昔は一緒に車乗ったりとか。わだかまりは全然なかったね」と振り返った。
さらに田原はマッチの今後について「マッチにはあれだけのヒット曲があって、財産があるわけだから。レースもいいけど歌をしっかりやってくれたら」と期待を込めてエールを送った。
「田原はジャニーズ事務所からの独立直前、1994年に行った長女の出産報告会見で、『お忙しいなかをね、マスコミ嫌いの田原のためにこうして集まっていただきありがとうございます』『何事も穏やかにやりたかったが、僕ぐらいにビッグになるとそうもいかないんだよね』など発言。マスコミを挑発するような態度がバッシングを呼び、以後はメディア出演が激減して低迷する原因に。その経験があるため、独立していまだにバッシングが止まないマッチに対しても気づかう発言が出たのかもしれません」(芸能記者)
ネットでも《トシちゃんは脱退して苦しんで叩かれて、それでもタレントとして頑張り続けて今がある。偉そうではなく、盟友を突き放すでもなく、温かいメッセージだなあ》《なんかトシちゃんの器の大きさを感じたコメントでしたね。いろいろ自分が苦労してきたからこそでしょうね》《相手のファンの方々のことも思いながら、そして相手のいい面も見ながらコメントしていてトシちゃんの人柄がわかります》など田原の気づかいに称賛の声が集まっている。
思わぬところで田原の株が上がったようだ。
(柏原廉)