6月18日に「金曜ロードショー」(日本テレビ系)枠で放送された2019年6月公開の映画「ザ・ファブル」。現在公開中の「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の旧作にあたる作品で、主演の岡田准一がほとんどスタントマンを使わずに、迫力あるアクションシーンを演じていることで反響を呼んでいる。
この作品は、「週刊ヤングマガジン」で連載中の南勝久による同タイトルの漫画を実写映画化。岡田は、どんな相手でも6秒以内に仕留める伝説の殺し屋・ファブル(偽名・佐藤明)を好演。役者としてだけでなくファイトコレオグラファー(殺陣の振付師)として、どうやって敵役を殴ればいいか、殴られたらどの方向に向かって吹っ飛べばいいかなどを共演者に指導する立場もこなしている。
旧作は興行収入17.7億円を記録する大ヒット作品となり、地上波初放送されたことでネット上では改めて岡田に対する称賛の声があがっているようだ。
岡田は2007年11月に放送が始まったドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」(フジテレビ系)シリーズの主演をきっかけに、フィリピンの伝統武術・カリ、ジークンドー、修斗といった格闘技を習い始め、今では4種のインストラクター資格を取得。6月13日放送の「日曜日の初耳学」(TBS系)にゲスト出演した岡田は「一華開五葉」という言葉が好きだと語り、「5個黒帯を持っていれば、人生楽しいと思っていて。5個極めようと決めたんですよね」と説明。「44歳までにもう1個欲しいですね。5本のブラックベルトを、見えないブラックベルトを腹に巻きながら生きたいなと思っています」と抱負を語るひと幕もあった。
「ネット上では『岡田君は身体が動かなくなってアクションシーンを演じることが厳しくなっても、殺陣の振付師として活躍できるね』『現在40歳の岡田君。あと4年間で黒帯プラス1本取得することを応援します』『「ザ・ファブル」をテレビで見て岡田准一のすごさが初めてわかった。映画館で新作見ます!』といった声が相次いでいます。また、前出の『日曜日の初耳学』では、37、8歳の頃から、身体がこれまでより正確に動かなくなったことを実感したと明かしていたため、『岡田准一のアクションシーンは今のうちに見ておかないと見られなくなりそうだから映画見なきゃ』と焦りを感じた人もいるようです」(女性誌記者)
役者としてもさることながら殺陣の振付師としても、どんどんステップアップしてほしい。