スタート当初は“大人のための不貞ドラマ”として注目されていた「不機嫌な果実」(テレビ朝日系)。それが回数を追うごとに“大人のための笑えるドラマ”として話題になっている。
その最大の理由が、登場人物全員が30代以上とは思えないほど“お盛ん”な点。特に、カネと家事全般を夫に任せきりで、スポーツジムのインストラクターを相手に欲望を満たしてばかりいる妻を演じる橋本マナミがすごい。
「コトに及ぶ時だけは熱心ですが、他のシーンにはやる気がまったく感じられません。橋本が得意とするオトナの男性を喜ばせる艶技に比べて、他のシーンは演じにくいのかもしれませんが、逆にそれが“味”となっています。女性同士の会話や夫や子どもとの団らんのシーンが棒演技だからこそ、コトに及ぶシーンがよけいに際立っています」(テレビ誌編集者)
栗山千明や高梨臨という10代から女優をしている演技派の2人と肩を並べても遜色がないのは、ハマリ役に出会えたからだろうか。