俳優の木村拓哉にジャニーズ事務所からの独立説が浮上している。「日刊ゲンダイDIGITAL」が9月5日に報じた。
同メディアは「キムタクに浮上した『来年8月独立説』 メリー氏の死去で妻・工藤静香が準備着々」と題し、ジャニーズの名誉会長だった藤島メリー泰子氏の逝去が木村を独立へと加速させている可能性を指摘した。
2016年末にSMAPが解散した際も、「ジャニー(喜多川氏)さんとメリーさんは絶対に裏切らない」と事務所に残った木村だが、メリー氏に加え、すでにジャニー氏も2019年に他界しており、「木村に何らかの心境の変化が生じるのはごく自然なことだろう」としている。
しかし、関係者は「実に堅実で控えめな性格」だという木村が現在の恵まれた環境を捨て、突如として独立を模索するとは「想像できません」とし、妻で歌手の工藤静香が木村の背中を押している可能性があるという。
工藤は21年前、トップアイドルだった木村と結婚して以降、メリー氏に大きな恩義があり、常に忠誠心を示してきたというが、同氏の逝去を発端に、長年の野望である夫の独立を叶える準備を進めるのではないか、というのだ。
また、同メディアは近年の木村による役者としての目覚ましい活躍ぶりにも着目。2019年の主演映画「マスカレード・ホテル」は興行収入46億円を突破し、ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)、「グランメゾン東京」(TBS系)、「教場」(フジテレビ系)を立て続けに大ヒットさせたとして、全盛期の“視聴率男”時代を彷彿とさせるほどの実績を積み上げている。
関係者によれば、「木村さんがもし独立をするとしたら、メリーさんの喪が明けた来年8月以降が有力視されます。ジャニーズ事務所との契約満了の9月末日かもしれません」とのことで、「仁義を重んじる工藤さんは、誰にとっても後腐れがないように、じっくり(事務所側との)話し合いの場を設けてから、独立の準備を進めていくことになるでしょう」と、独立があるとすれば、やはり工藤の主導ということになるようだ。
「同じく元SMAPのメンバーである香取慎吾や草なぎ剛、稲垣吾郎といった面々もジャニーズを退所後、地上波バラエティ番組からは即座に姿を消したものの、映画や舞台の分野では継続した活躍を披露。木村はもともとバラエティ番組への出演よりもCMや映画での活動が主戦場でしたから、独立した後も安定した仕事に恵まれる可能性が高いかもしれません。しかし、そうした憶測に世間からは『なぜ今更?』と疑問をぶつける声が多く、『最後まで事務所に骨をうずめる気で残ったんでしょ? だったら初志貫徹で残らないと筋が通らないよ』『あの時SMAPみんなとジャニーズ抜けてたらカッコよかったなぁ』との反応や、『上手くいってるのはジャニーズにいるからじゃない? ジャニーズじゃないキムタクに仕事があるかはわからない』『静香プロデュースって失敗するだけだと思う』などの声が集まりました」(テレビ誌ライター)
先日は、世界数十カ国に配信予定のHuluドラマ「THE SWARM」の撮影に参加したばかりの木村。独立後のハリウッド進出も視野に入れているのかもしれない。
“ジャニーズのキムタク”から“世界のキムタク”へ。もしも独立が実現するのであれば、ぜひともワールドワイドな活躍に期待したいところである。
(木村慎吾)