「しゃじんライナー」だけじゃない…長嶋一茂の華麗なる“珍発言”の歴史

 タレント・長嶋一茂による「“しゃじん“ライナー」発言が大きな注目と失笑を集めている。

 事の発端は、10月8日に生出演した「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)における一茂の告白だった。同日の放送では、7日の22時41分頃に東京や埼玉で発生した震度5強の地震による影響で、都市部の公共交通機関がストップし、帰宅困難者が出てしまったことなどを紹介。その中で、東京・足立区の日暮里・舎人ライナーが脱輪した映像を放送すると、一茂は番組終盤に「今日、ひとつ勉強になりました」とコメント。というのも、舎人ライナーのことを「ずっと『しゃじん』ライナーって呼んでました。あれ『とねり』って読むんですね」と明かし、司会の羽鳥慎一から「いつからですか?」と問われると、「昔からですね」と返していた。

 これにはネットから「近隣に住んでいないと読めないのではないでしょうか。一茂さんの尊敬できるところは自分の無知を隠さずに言えるところですね」「何が悪いんですか? いくつになっても勉強ですよ。いいことだと思う」といった擁護の言葉も並んだが、一茂の“珍発言”は今に始まったことではない。

「2014年8月、元女優の江角マキコが自身のマネージャーに指示し、一茂の自宅外壁に『バカ息子』と落書きさせたという疑惑が浮上したことがありました。野球界のレジェンドである長嶋茂雄氏を父に持つ一茂は、この騒動に対し、『ウチには娘しかいないんだけど』と不思議がったというエピソードは今も語り草になっています。

 また、2011年に京大入試問題のカンニング騒動が話題となった際には『僕も基本的に期末テストとか中間はカンニングしましたからね』と打ち明け、『だって、野球ばっかりやってたから試験勉強やる時間ないもん、俺』とまさかの開き直り。『モーニングショー』の中でも過去には『俺ね、(高校)1年の時、学校2回しか行ったことない。2回、2日だけ』とも告白するなど、『“しゃじん”ライナー』どころではない発言でスタジオを盛り上げてきました」(テレビ誌ライター)

 なお、一茂の父・茂雄氏は「失敗は成功のマザー」など、日本語と英語を織り交ぜる独特な会話をすることから、「ミスター・イングリッシュ」との異名があったが、「THE」から始まる英文を「てへ」と読み始めたとの伝説も長くファンの間で語り継がれてきた。

 一茂の“しゃじんライナー”発言もまた、そうした迷言を残してきた父から継承したDNAによるものなのかもしれない。

(木村慎吾)

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