俳優の菅田将暉が12月20日深夜放送のレギュラーラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」（ニッポン放送）に出演。22年3月いっぱいを持って降板することを発表した。
菅田は「ちょっと真面目な大切なお知らせをさせていただきます。菅田将暉、3月いっぱいで『オールナイトニッポン』を卒業します」と発表。菅田はさらに「僕のわがまま」「ラジオが嫌とか、やめたいとか、そういうことではないんですよ」と話しつつ、番組側に正式に申し入れたのは夏頃と説明。具体的な理由としては「シンプルに体力面」と明かし「本当に情けない話、深夜1時～3時の生放送というのが‥‥」と語った。
菅田によるとラジオがベースの生活習慣を続けることで俳優業との兼ね合いがうまくいかなくなってきたという。そのため、「オレだけ毎週、時差ボケが起こっているみたいな感じなので、これで今まで体調を大きく崩したみたいなことは幸いないんですけど、そんなことにならないようにも、このタイミングで一個区切りをつけんないけないな」と考えるに至ったという。加えて「僕も完全にアラサーなので、そうなると、セリフを入れたりとか、スピード感とかがちょっと如実に変わってきたな」と年齢も影響していることを明かした。
ネットでは《お疲れさまでした。ラジオ面白かったから残念だわ》《お疲れ様でした。気取らない話し方が好きでした～》と労いの声が続出。また《結婚を機にラジオやめる人多いよね。どうしても私生活が出てしまうから》《結婚して家庭を持ったっていうのもありそうだね》といった声もあった。
「実際に結婚に前後してラジオ番組を降板するケースは過去にもあり、歌手で俳優の福山雅治は、曜日や時間帯を移しながら約23年に渡って続けてきた『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』（ニッポン放送）を15年3月に降板。当時は結婚降板説もありましたが、理由は『眠いな、と。体力的にきつくなってきた』と菅田と同様のもので、結婚降板説は否定していましたが、半年後の9月28日に女優の吹石一恵と結婚を発表しています。
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志も01年から09年まで続けていた『放送室』（TOKYO FM）を終了させた理由について、後に『結婚しちゃうと、いろいろしゃべらなアカンから』と語っており、09年の結婚がきっかけだったことを明かしました。
構成が細かく決まっているテレビと違ってラジオ番組はフリートークも多いため、必然的にプライベートのことも語る場面が出てきます。その自由な雰囲気が好きでギャラが安くてもラジオ番組を持つ芸能人も多いのですが、結婚直後には家族のことも話さざるを得ない場合もあるでしょう。それが難しい場合もあるでしょうし、そもそも家族と過ごす時間を増やしたいと考えるのは自然なことです」（芸能記者）
菅田の本当の新婚生活は来春から始まるのかもしれない。
（柏原廉）
