俳優の木村拓哉が22年4月期のテレビ朝日系連続ドラマで主演を務めることを12月27日、ニュースサイト「東スポWeb」が報じた。
同記事によると、新ドラマはこれまで木村が主演してきた15年の「アイムホーム」、18年の「BG」、20年の「BG」パート2と同じ枠で木曜午後9時に放送。木村が演じる役は学校の運動部の先生役。部活の詳細は不明だが格闘技だという。
当初、テレビ朝日は「BG」パート3の放送を模索していたという。しかし、それを阻んだのがテレビ界でまことしやかにささやかれる“キムタクルール”。芸能プロ関係者の証言によると、木村が主演の連ドラで続編を務めるのはパート2までというルールがあり、過去にはドラマ「HERO」(フジテレビ系)もパート2まで。「BG」もしかりだ。これは同じ役を続けることでイメージが定着するのを敬遠しているためだという。そのため、テレビ朝日側は本人の意向を汲んで「BG」パート3を断念したという。
しかし、記事に対してネットでは《「HERO」は映画も2本やってるじゃん。そもそも続編が「HERO」と「BG」だけしかなく、それで「キムタクルール」はこじつけ》《この記事の通りだと『教場』の続編やらないってコトになるんですけど》《キムタクルールなんてあるのか笑 単なるこじつけ。「BG」シーズン3があるなら楽しみにしている》《ストーリーが難しいと思うけど「BG」パート3やってほしいな。もちろん「教場」の続編も見たい》など“キムタクルール”の存在に対する疑問や、「BG」とは局の違う「教場」(フジテレビ系)の続編を望む声が多数寄せられた。
「もともとの“キムタクルール”とは『続編はやらない』というもので、記事で言われている内容とは異なっていました。木村が初めてそのルールを破ったのは14年のドラマ『HERO』シーズン2で、当時は木村がついに続編を解禁したということで話題になりました。
20年、21年の正月に放送された『教場』シリーズも連ドラ化の計画がありましたが、企画がストップしているのは木村がパート3を嫌ったためではなく単純にスケジュールの都合が合わなかったことが明らかになっており、23年には再開すると言われています。また映画では19年『マスカレード・ホテル』、21年の『マスカレード・ナイト』で主演を務めましたが、3作目の製作も本人が舞台あいさつの場で熱望するほど意欲的です。
そういったことから『続編はパート2まで』というルール自体が存在しないものと考えてよいでしょう。『BG』のパート3が作られなかったのは、別の理由があったのでは」(芸能記者)
何はともあれ、複数の続編を望まれるというのも役者冥利に尽きると言えるだろう。
(柏原廉)