俳優・城田優が3月6日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演し、自身の容姿がコンプレックスだった10代を振り返った。
城田は、自身が演出・主演を務めたミュージカル「カーテンズ」で共演した俳優仲間の三浦翔平、米本学仁と登場。デビュー当初は「福山雅治さんみたいな人を目指していた」という城田は、「ミュージカルをやりたいっていうマインドは正直なかった」というが、ほかの仕事を得るまでには様々な葛藤もあったようだ。
新人時代から現在に至るまで、多くのオーディションにトライしてきた城田。しかし、結果は望ましいものではなく、「エキストラみたいなお仕事とか、雑誌とか。だけど、エキストラさえも拒まれる。目立っちゃうから。自分の容姿を呪い倒した10代だった」という。
2003年には初のミュージカルとなる「美少女戦士セーラームーン」の舞台出演が決定し、その考え方は大きく変わったと回想。「最初はセーラームーンかよっていうさ。男だし。でも、資料をもらってビデオを見たら、号泣して。オーディション受けて合格して、楽しいってなった。だけど、逆に言うと、それが舞台を楽しんでいたピーク。そこからどんどん重圧みたいなものが。空回りして、もうできないってなったり。ミュージカルは大好きなんだけど、大嫌いなジャンルなんだよね」と素直な思いを口にした。
「城田は、役者という仕事における葛藤について、2018年10月放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)でも、『セーラームーン』の舞台が決まるまでに実に100回以上のオーディションでの不合格があったと告白。また、2009年のNHK大河ドラマ『天地人』で真田幸村役を演じた際にも、『僕みたいな容姿だったら(視聴者に)違和感を与える』として、当初はオファーを断っていたといいます。やはり、190センチという長身に加え、スペインの血が入ったホリの深いルックスは、国内での俳優業を目指す城田にとっては“呪い倒したい”ものだったのかもしれません。この赤裸々な胸中が明かされると、ネットには『私は宝塚やジャニーズ、劇団四季などを中心に様々な舞台を観てきましたが、城田さんは非常に舞台向き』『たとえ自分自身に対して発したことでも“呪う”なんて言葉を使わないで。上手くいかなかったことにも意味があるし、誰のせいでもない』『カッコいい人にはまたそれなりの苦労があるのですね』など、様々な反応が寄せられています」(テレビ誌ライター)
誰もが羨むプロポーションと甘いルックスを兼ね備えるイケメン俳優だが、本人にしかわからない悩みがあったようだ。
(木村慎吾)