女性を顔面偏差値で語ると「ハラスメント」などと批判される最近の風潮。それでも、男性に対する「イケメン」というワードは当たり前のように使われているから不思議なもの。
とにかく、日本の女子たちは「イケメン」が大好き。それゆえか、多くのスポーツ業界でもイケメンランキングが毎年のように発表されている。国民的スポーツのプロ野球でもご多聞に漏れず。ところがwebサイト「ランキンググー!」が2022年版のプロ野球イケメンランキングを発表すると、SNS上でファンから一斉に不満の声が上がってしまったのだという。
「不満の声があがった理由は、プロ野球イケメンランキングを毎年発表しても、いつも顔ぶれが変わらないというマンネリに対してなんです。ちなみに2022年度版のベスト3は1位が坂本勇人(巨人)、2位が柳田悠岐(ソフトバンク)、3位が山田哲人(ヤクルト)でした。その中で1位の坂本選手と2位の柳田選手はこの4年ぐらいはほぼ固定。特に坂本選手はずっと1位です。山田選手もベスト5の常連でベスト3に繰り上がっただけ。ベスト10で目新しい顔といえば、前年の9位から4位に上昇した森下暢仁選手(広島)ぐらい。あとは藤浪晋太郎選手、西川遥輝選手など常連ばかりで、つまらないと嘆くファンの声にあるように、確かに毎年新たなイケメンが次々入団するのに、純粋に顔で選ばず『そこそこ顔のいい選手が有名な順に選ばれてるだけ』という印象を持たれてしまっているようですね」(女性誌ライター)
まるで往年の木村拓哉のごとく1位を譲らない坂本選手には「選手として凄いけど顔がずっとナンバーワンというのはオカシイ」「私の周りで坂本がイケメンとか言ってる人に会ったことがない」と本人が聞いたらちょっと気の毒なコメントや、「ギータ(柳田)が2位なのも飽きたなぁ」「山田哲が3位って‥‥ホームラン争いのこと?」など、ランキングへの苦言含みに辛らつなコメントも。
こうしたランキングはえてして「つまらない結果」というより、ただの有名人ランキングに落ち着いてしまうことは多々ある話。何かもっとファンが楽しめる新鮮な「イケメンランキング」を考えてほしい気持ちはやっぱりあるかも。
(山田ここ)