4月に教育系バラエティ「ワルイコあつまれ」(Eテレ)がレギュラー化された「新しい地図」(稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)。3人は、ソロでも幅広い仕事をしている。なかでも、今年オールジャンルを制覇する勢いなのは稲垣。SMAP時代から続く雑誌連載、ラジオパーソナリティに加え、不定期放映の「不可避研究中」(NHK)ではMCを務める。3月にはドラマ「風よ あらしよ」(NHK BSプレミアム)、6月には主演舞台「恋のすべて」、11月には主演映画「窓辺にて」が控えている。
稲垣といえば、グループ時代から、クール&ダンディのイメージが強い。みずからパブリックイメージであるナルシストを貫いた感もある。しかしその実は、ひょうきんでおしゃべり。プライベートでは、話の輪の中心になっていることが多いという。
一方で、かねてから有名なのはせっかち。仰天行動に関しては話題に事欠かないと、女性週刊誌の芸能記者は言う。
「それは本人も自覚しているところ。自分でも『イメージが違うな』と思いつつも、エレベーターを待つことさえ、イラついてしまうそう。番組収録時は、マネージャーさんに頼んでおいて、エレベーターのボタンを押して待っておいてもらうのだとか。車庫のシャッターが開くのを待てずに車を発進させて、屋根をぶつけたことが2回あります」
香取にはテッパントークがある。稲垣が収録終了と同時にテレビ局の出口に向かってしまい、スリッパのまま帰ろうとした実話だ。時には上から下まで全身を高級ブランドで固めていたにもかかわらず、足元が局のスリッパのままということもあった。
「すぐに帰れるようにと、打ち合わせ中はカバンを真横に置いておくそう。それほど慎重であるにもかかわらず、ある収録後にはそのカバンを忘れて帰ったことも」(前出・芸能記者)
せっかちエピソードに事欠かない稲垣。コンビニでは商品を買って決済後、購入品を忘れて店を出たことが何度もある。現在48歳。「新しい地図」で唯一の独身となったが、未来の伴侶はタイヘンそうだ。
(北村ともこ)