ダンス&ボーカルグループのEXILEが12月21日に東京ドームでクリスマスライブの最終公演を開催。EXILEを卒業していたが、7月から期間限定でツアーに参加していたボーカルのATSUSHIが完全復活を宣言した。
ATSUSHIは20年11月2日をもってグループから卒業し、以降はソロ歌手として活動。しかし、今年7月6日に福岡PayPayドームで始まったドームツアー「POWER OF WISH」から「コロナ禍で今の日本を元気にする力をもう一度EXILEとして届ける」という決意で限定復活していた。
この日、ATSUSHIはライブの終盤で「本日をもってEXILEに完全復活します」と宣言。さらに「吐いたつばを飲み込むことしてダサいと言われても、批判の声も受け止めます。僕はEXILE ATSUSHIです」と涙を拭いながら力強く語った。
リーダーのAKIRAから「おかえりなさい。僕たちも胸が熱くなりました」と声をかけられると、ATSUSHIは「映画を見ているみたい」と心境を明かし、「EXILEの“映画”はまだ終わりません。この“映画”が終わるまで人生を一緒に歩んでいきましょう」と応えると、会場は鳴り止まぬ拍手に包まれた。
「ATSUSHIは40歳の節目として、ソロ活動に専念するためにEXILEを卒業。しかし、コロナ禍によって卒業ライブもままならず、ソロ活動も21年に始めた全国ツアーが何度も公演延期の憂き目に遭い、いまだに完走できないなど、思うような活動ができなかった。当初の決意が変化したのは、コロナ禍による影響も大きかったと言えそうです」(芸能記者)
ネット上では、《デビュー当時から応援していました。完全復活は嬉しいニュースです》《ATSUSHIさんの声があってこそのEXILE という気持ちが強いので、完全復活は非常に嬉しいサプライズ》《LIVEに参戦して ATSUSHIさんの生の声をきいて やはりEXILEには彼が必要なんだって確信しました》などATSUSHIの復帰については好意的な声が多数を占めた。
ファンにとっては最高のクリスマスプレゼントだったようだ。
(柏原廉)