苛烈な視聴率競争を繰り広げる昼下がりのワイドショー番組。そんななか、昨年は視聴率が1%台となり「あわや打ちきりか!」と囁かれていた「ゴゴスマ~GO GO!Smile!~」(CBC制作/TBS系)が今、じわじわと人気を回復しているという。9月19日放送分は名古屋地区で8.9%、関東地区でも5.2%という過去最高視聴率なのだ。
ちなみに同時刻に放送されている「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ制作/日テレ系)はこの日、名古屋地区で7.0%。「ゴゴスマ」が「ミヤネ屋」を初めて上回る視聴率となった。
この好調の背景には、番組進行役であるCBCアナウンサー・石井亮次の活躍が大きいとは、テレビ誌記者だ。
「コメンテーターとして出演する前宮崎県知事・東国原英夫氏も『あなたは宮根(誠司)さんより面白い!』と番組内で絶賛していました。今年3月までレギュラー出演をしていた友近もイチオシするほどで、才能を持ちながら埋もれている人を紹介する『うもれびと』(フジテレビ系)でも石井アナを紹介。『見かけは普通なのに芸人よりも面白く、奥ゆかしさもある』と評していました」
石井アナの魅力について、芸能ライターもこう話す。
「語り口調は宮根さんに似ており、とにかくテンポがいい。ただ、宮根さんのようなオジサン臭さやコテッとした大阪人トークはなく、爽やかさがあるんです。大阪出身なのですが、名古屋のCBC所属ということで、大阪人っぽさを封印しているのでしょうか。さらに、時折天然ボケをかますのも主婦層にはウケがいいですね。宮根さんと羽鳥慎一のいいとこどり、という感じです」
また、番組内でのボケっぷりに癒されるという主婦が多い一方で「さりげなく毒舌を吐く場面もいい」とは前出の芸能ライターだ。続けて話す。
「例えばベッキーの不貞問題の際に、矢口真里の話を持ち出して『矢口さんはゴゴスマの元レギュラーで、最後の地上波はゴゴスマ』『なのに復帰は裏番組(ミヤネ屋)だった』とチクリ。天然と毒舌を使いこなし、軽快に番組を盛り上げる石井アナの手腕は、今後も注目です」
いまや「天狗になっている」との評判も聞く宮根の鼻をへし折るのは、石井アナかもしれない?