木村拓哉主演の月9ドラマ「風間公親‐教場0‐」(フジテレビ系)が4月10日にスタートし、初回平均世帯視聴率12.1%を記録した。木村の冷徹な役どころが注目されているが、そこに新たな話題が加わった。出演している俳優・結木滉星がサッカー日本代表・三苫薫選手の兄であることが、同日、ドラマの直前に放送された「ネブリーグ」(フジ系)で明らかになったのだ。
今作の元になったのは、2020年の新年2夜連続で放送されたスペシャルドラマ「教場」(フジ系)で、同作はギャラクシー賞テレビ部門1月度月間賞を受賞。翌年も「教場II」が新春ドラマスペシャル枠で放送され、高視聴率をマークし、満を持してこの4月期にフジテレビ開局65周年特別企画として、連続ドラマ版の「教場」がスタートした形だ。木村演じる風間公親の警察学校赴任前である、新人刑事の教育指導官時代が描かれている。
「結木が扮するのは、神奈川県警捜査一課・尾山柔刑事。お金持ちのボンボンエリートで、新たに捜査一課に加わった瓜原(赤楚衛二)に、指導刑事・風間についての情報を教える役どころです。その結木は、木村とともに『教場』スタート直前の時間帯に放送された『ネプリーグSP』に出演。番組冒頭でネプチューンの原田泰造から日本代表・三苫薫の兄であることが明かされると、爆笑問題の太田光から『三苫の2ミリって言われている』と、“兄であるぶん、三苫の1ミリより1ミリ多い”といった感じで、イジられ、苦笑いを見せるひと幕も。ネット上には『ハンサムな兄ちゃんだなあ』『三苫は小顔やし、目鼻立ちもしっかりしてるし、整ってるなと思ったら、やはり、スカウトされるような遺伝子なんやな』などのコメントが寄せられ、ドラマ放送直前に最後の話題を弟よろしく“蹴りこんだ”んです」(芸能ライター)
現在28歳の結木は高校時代にスカウトされて2012年に芸能界デビュー。18年にはスーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(テレビ朝日系)で主演を務め、一躍注目されました。その後もドラマ「危険なビーナス」(TBS系)や「SUPER RICH」、「テッパチ!」(ともにフジ系)などに出演。芸歴は11年で意外とベテランという印象ですが、弟の活躍で再注目されたとともに、今回のドラマでは主演の木村拓哉に、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太らと肩を並べて刑事役を演じるだけに、俳優として飛躍する大きなチャンスだ。
「役者として、ひと足先に注目された結木に対して、三苫はツイッターで『兄が最近頑張ってるから俺も頑張る』とつぶやいていたこともありましたが、昨年のサッカーワールドカップで三苫は一気にスターダムを駆け上がりました」(週刊誌記者)
このドラマで、結木がどんな“爪痕”を残すのか、見守りたい。
(窪田史朗)