忘れた頃にまたやってくる、そして何度もやって来る「菌活」ブーム。ダイエットとか美肌とか便秘とか、なんかいろんな理由でヨーグルトとか納豆とかキムチとかを食べよっかな~、という時があると思います。
そんな発酵食品の中でも、“日本人の体に合っている”とか言われているのがぬか漬け。なんだけれど、一人暮らし女子で、糠床育ててますって人、周りにいる?よっぽどの料理好きか菌活マニアか井上咲楽ぐらいしか見たことないよって思いませんか?無印とか、割とロハスなスーパーとかだと、すぐに使える糠床パックを売っていたりするけれど、あれだってかき混ぜなくちゃダメだからつい忘れちゃう。最初は気合を入れて買ったものの、気がついたら袋を開けるのが怖くなって、そのまま捨てた、という人もいるのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、KALDIで売っていた「ぬか漬けの素」340円。これ、ラップの上に野菜をのせて、ぬか漬けの素を塗って、そのままラップに包んでおけばぬか漬けができる、というもの。正直、あまり期待しないで買ったんだけれど、これが意外と本格的なぬか漬けになるんです!
パッケージの説明には「ラップの上にきゅうりと本品約12cm×2本分(25g)を絞り出し、きゅうり全体を覆うように伸ばして冷蔵庫で一晩程度つけたら水洗いをしてお召し上がりください」と書いてあるのでその通りにやったところ、一晩程度じゃぬか漬け感ゼロ。でも2晩冷蔵庫に放置したら、本当にちゃんと漬けたぬか漬けに!ナスは太いので縦1/2にして同じように塗り込んで2晩かけたらぬか漬け!ぬかの香り、そして程よい柔らかさでおいしい。これならぬか漬け菌活も気軽にできそうです。
取説には書いてなかったけれど、2晩置くと、野菜から水分が出てくるので、ラップで包んだ後はフリーザーバッグなどに入れておくのがいいのと、約12cm×2本分という謎の分量は、きゅうりやナスの長さや太さによってアレンジしなくちゃだけれど、とにかく簡単なのに本格的なのはすごい。買ってよかった~!
個人的には、サラダを食べるつもりで買ったキュウリ、半分はサラダで、もう半分は漬けとくか~、とか、麻婆茄子を作って使いきれなかったナスを漬けちゃえ~、など、違う目的で購入したけれど使いきれない野菜をこれでぬか漬けに、という感じでしょうか。わざわざこれのために野菜を買うのではなく、1回の調理で使いきれなかった分に塗っておく、という感覚。カブ1束とかも、一人暮らし女子だったら1回の食事で使いきれないし。
ぬか床を育てるのって、本気でやろうとしたら、ただ毎日かき混ぜていればいいわけではなく、水抜きしたり塩分足したり、これっていい菌なのカビなの? って謎のふわふわがわからなくて検索したりと、かなり手間暇かかるし、毎日食べないのにいっぱい漬けちゃってどうすんだこれ? とかにも陥りがち。大家族かつ、台所に毎日立つ専業主婦がいる家ならいいけれど、一人暮らし女子にはハードルが高すぎます。でもこのチューブぬか漬けがあれば、余り野菜で適当に作って2日後に食べるっ!
ただ、4日以上放置すると水分がかなり抜けてしょっぱくなるので、2~3日で食べ切れる量を想定して塗り込んでからの冷蔵庫放置がおすすめです。
(ロドリゴいしざわ)