ゼイン・マリクがワン・ダイレクション在籍時、摂食障害を患っていたことを明かした。ゼインは同グループの2014年のツアー時、数日間に渡って何も食べなかったと自伝の中で語っている。
自身の名を冠した本の中でゼインは、「最後のツアーに出る前の2014年11月の自分を振り返ると、自分が病気だったことが分かる。これまで公の場で口にしたことはないけど、あのバンドを脱退してからわかったことといえば、自分が摂食障害を患っていたということだった」「特に自分の体重を気にしていたわけでもないが、ただ何日も、時には2、3日連続で何も食べない日が続いていた。当時はそれが何か気づいてもいなかったけど、状況は深刻になって行った」と綴っている。
またゼインはその摂食障害が、自分の主導権を取り戻そうとする現れだったと考えているそうで、「あれはコントロールの問題だったんだと思う。当時は自分の人生において何の主導権も握っていないように感じていたけど、食べることは自分で決めることができたから、好きなようにしたんだ」「すごく体重が減って病気になった。ツアー中の仕事量と生活のペースにさらにプレッシャーやバンドの全ての緊張感が追い打ちをかけて、僕の食習慣に悪影響を及ぼした」と続けた。